45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

生命保険を払済変更&解約

 

20代のころから掛けている保険を2つ持っています。一つは終身保険、もう一つは個人年金保険です。生命保険の中では貯蓄性が高いと言われるタイプです。

 

支払いは合算で約22万円/年、いずれも60歳払込終了の内容。60歳以降に解約及び返戻金一括受取りを選択すると合わせて概ね800万円以上になるような内容なのですが、来年4月からはサラリーマンとしての定期収入が無くなる予定なのでここ半年くらい、継続か切るかを迷っていました。

 

黒歴史である保険屋をやっていた当時、自分で設計し納得した内容で継続していたので「自分の選択を正当化したい」という思いも多分にあったのが実際のところです。過去の自身のブログ内容見てもそんな表現がチラホラとあります。恥ずかしい…。

 

投資のタネ銭が増えてきた最近では「こいつら投資効率悪すぎじゃね・・・?」という自問自答を繰り返していました。

 

この契約をこのまま続けた場合、あと14年×約22万円≒305万円くらいの追加投資が必要になるんですけど、どうせ60歳以降にしか使えないのならば退職後に同額をidecoオルカン積立の方がまだマシなのではないか。むしろNISA&通常枠で積立すれば自由度も高いではないか、と。

 

大体、明日私が死んだら父と姉しか相続人はいません。そんな私にとって、保険で用意すべきカネなど最低限(というかむしろいらない)で良いはず。マネーリテラシーの高い方に言わせれば「そんなん無駄でしょ!」と一喝されそうな状況なんですよね。

 

さらに、定期収入が無くなるわけですからあまり意味のないカネの使い方はしたくないよなーとも思いました。この生命保険料の支払いが無ければ、私自身の年間出費は余裕で100万円/年を切ることが出来ると思います(娯楽費や修繕費・投資を除いて)。

 

そんなわけでして思い立ったら即行動。加入している保険会社に電話して終身保険は払済に変更し追加支払を今後ゼロに、個人年金は払済への変更が出来ないらしいので解約することにしました。電話口では「(解約引き留めの為)すぐに担当者向かわせますから!」的な事を言われたのですが「対応する時間がムダなので必要書類送って下さい。対面手続きは不要です」と伝えました。

 

いずれも掛金累計額を割り込んではいませんが、配当利回り4~5%の株式をメインに有り金を注ぎ込んできた自分としては「ちょっとショボいなぁ」と思わざるを得ない金額です。分かっていたことではありますが「十数年掛けてこれだけ?」な増え方です。

 

結局、昔の私はご多分に漏れず「損したくない病」患者であり、この保険契約内容を見ても如実にその考えが反映されていたとも言えるわけですが、やはり無知&自分の過ちに向き合わない事は最大の損失です。もう少しこの決断を早くしていても良かったかもしれません。

 

しかしながら解約返戻金で若干のまとまったカネが出来るのも事実。退職金と合わせて投資資金にほんの少しですが厚みが出るのでその点は前向きに捉えたいと思います。今後、よっぽどの事が起こらない限り生命保険に加入することは無いでしょう。