45歳。簿記3級、合格。
雇われ脱却のための必須項目として掲げていたのが簿記知識・技術の習得です。2010年に参考書を買ったのですが結局そのまま放置。なんとなーくの薄っぺらい知識でここまで来てしまいました(なお、その参考書は情報が古すぎてもう使い物にならない)。
で、今年の元旦に「これではいかん!」と一人思い立ち「今年は簿記2級まで合格する!」などと自己目標を立てたのが今回受験のキッカケです。
ところで勉強方法について。何からやったらいいのかわからん・・・状態だったのですがドケチな性格が災いし「何とかあんまり金はかけずにまずは3級取得できないか?」と考え色々探した結果・・・
・YouTubeふくしままさゆきさん動画(簿記3級関連)
・kindle本「ほんとにゼロからの簿記3級」(ふくしままさゆきさん本)
これが良いのではないか?と考え、1月から1日30~1時間くらいのペースで動画シリーズ・kindle本の2つを3周しました。kindle本に関して私はプライム会員なので費用ゼロ。なお、個人的に教材はこれだけで充分すぎるくらいだと思います。
最初は2月下旬のペーパー試験を受けようと思ったのですが、2月は私の勤める某小売業某社の年度末決算に当たるため、ネット試験に照準を切り替えました。
で、3月に入った時点で「もう(知識レベルは)大丈夫じゃね?」などと思い始めたのですが、さすがの私も実戦形式で問題を解かずに突撃するほど肝は座っておりませんので、念のためという事で問題集をAmazonで一冊購入。
これを買った理由ですが、バックナンバーの書評を見ると「やや難しい問題で構成」「ネット試験分含めると9回分の問題収録」「これで合格点取れれば多分本番余裕」という感じだったので、どうせカネをかけるならこれが今の自分にはベストじゃね?という感じでチョイス。
3月~4月中旬までひたすら1日1回分を計3周、この問題集及びWEB予想問題で反復演習。1周目は60後半~80点程度で不合格~ギリ合格ラインでしたが、3周目には90~100点を全て出せるくらいにはなりました。
で、4月中旬、平日休みの月曜日午前にネット試験の会場に行き受験しました。受験会場受付では身分証明書として運転免許証を提示。私物は電卓と免許証以外持ち込み不可。ボールペンも貸与のものでした。私物のカバンなどを鍵付きの個別ロッカーに入れるように指示があり、そのあと計算用紙としてA4の紙2枚を渡されました。耳栓を無料貸し出ししてくれるとの話でしたが私は必要ないと断りました。
この時の簿記3級受験者は私と20~30代と思しき女性が一人だけ。そして受験室のPCブースへ係員に案内されたのですが、様々な試験を同じ部屋内で同時並行で行っているようで、他にも何の試験を受けているのかは分かりませんが既に5~6人の受験者がいましたね。
ネット試験のPC及びデスク環境ですが、思っていた以上に机の奥行きが狭く(幅90×奥行60㎝くらい?)そこにモニターと固定されていないUSB接続キーボード、デスクトップPC本体(っぽい物体?)が置いてあるので結構窮屈に感じましたね。自分の顔とモニターが近いので最初戸惑いました。計算用紙に普通に書こうとすると少し机から自分の体側にはみ出すような感じと言いますか、ちょっとやりにくかったですね。あと、ボールペンが安物チックな奴だったので、書き味に少し引っ掛かりや違和感ありました。
試験自体は自分が「試験開始」ボタンをクリックしたら60分のカウントダウンが始まるのである意味気楽です。いわゆる統一試験会場のような緊張感はありません。また、ブースで仕切られているので他者の動向は一切目に入りません。他の方が電卓やキーボードを叩く音は聞こえますが、別段気になる程のものではありませんでした。
結果は87点で合格(100点満点)。
なお、
第1問 45点(45点満点)
第2問 7点(20点満点)
第3問 35点(35点満点)
でした。
その場で結果が出るのは「良くも悪くも・・・」って感じですかね。
私としては満点合格を狙っていたのですが、よく言われる通り第2問でずっこけました。ここに関しては自覚もあるのですが、ちょっと理解が甘かったですね。
で、終了後「結果印刷」のボタンをクリックし部屋を退出、受付の方が「合格」と書かれたA4の紙を印刷してくれるのを受取り終了です。紙にはQRコードが記されてあり「お時間のある際に(合格)証明書をダウンロードされてください」との事でした。
最終的に要した費用ですが
・問題集代 1,600円(Amazonポイント50P使用)
・受験費用 3,400円(内訳:2,850円+ネット受験手数料550円)
以上、ピッタリ5,000円でした。たまたまですが受験会場が勤務先の近くで、歩いて行ったため交通費はかかっておりません。いやー、しかしふくしままさゆきさんの動画・kindle本は神ですね。独学でも非常にわかりやすかったです。あと、TACの問題集に出ていたのと全く同じ問題が第1問で何問か出ました。本番の第1問・第3問はTACの問題集で満点取れるレベルになれば余裕でしょう。
とまぁこんな感じで今更のように簿記3級に無事合格したわけですが、私レベルがやるつもりの小規模事業/青色申告ならこの程度の知識でも充分でしょう。
しかし、3級を勉強してみた結果ですが、今まで見てきた社内各種財務諸表などの作成方法に若干興味が湧いてきました。ですので、元旦の祈念通りとりあえず次は2級取得に照準を向けトライしたいと思います。来年3月の退職までに受かりたいものです。