パソナがまた氷河期世代を食い物にしようとしているらしい
おつかれさまです。
就職氷河期世代 “Middles Be Ambitious(MBA)制度“
2020年4月~「正社員300名」採用
2020年1月より第一期募集説明会開始株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、主に就職氷河期世代の方等を対象に、地方創生事業を通じた街づくり人財を育成する『Middles Be Ambitious(ミドルズビーアンビシャス/MBA)制度』を、2020年4月より開始いたします。
同制度開始にあたり、2020年1月より第一期「募集説明会」を実施してまいります。
主に1993年頃から2005年頃までの雇用環境が厳しい時期に就職活動を行ったいわゆる就職氷河期世代の方々の中には、希望する就職ができなかったり、思うようなキャリアが築けていない方が少なくありません。政府は、就職氷河期世代を対象にした「就職氷河期世代支援プログラム」を今年6月にまとめ、3年で30万人の雇用を創出することを目標に掲げています。
そこでこの度、パソナグループが開始する『Middles Be Ambitious制度』では、「淡路島地方創生コース(200名)」「UIJターン地方創生コース(100名)」の2つのコースを準備し、地方創生事業を通じた街づくりに挑戦する人財を300名募集します。
リンクはこちら
https://www.pasonagroup.co.jp/news/index112.html?itemid=3334&dispmid=798
たまたまyoutubeの垂れ流しニュースを見ていたところパソナが氷河期世代を300人雇うための説明会をしているという内容をやっており、目を疑った私はすぐさま検索を掛けてみたところ上のページを発見しました。
私が就職したのは20世紀から21世紀に変わる頃でしたので、いわゆる就職氷河期などと言われた中でもそのど真ん中、少し早かろうが遅かろうがその宿命からは逃れられない時代背景でした。
まぁそれはそれで今更どうこう言うつもりもないですし、確かにかつて思い描いていたような社会人生活を送れたとは全く思っていませんがそんなのはどの世代だろうが殆どの人がそうでしょうし、とは言え私は一応就職もできたし、それなりの経験も積むことが出来ましたし、別に現時点で経済的に困窮しているわけでもありません。
しかしながら私の年齢の半径プラマイ5歳くらいの世代(2020年現在38~48歳くらい?)においては、かなりの忍従を強いられた方もいらっしゃるというのは、事実として私自身も目にしましたし、ニュースなどでも多くの報道がなされています。
特にこの氷河期世代の多くがいわゆる「派遣会社」によって食い物にされ、使い捨てのコマとして製造業や単純労働に駆り出され、捨てられていったという話も良く見聞きしたものです。特に00年代はそんなニュースが多かったような気がします。ある意味一部特定思想の人の先導的パフォーマンスだったかもしれませんが、年越し派遣村の話とかはその最たるものじゃないでしょうか。
そして、小泉政権時の竹中平蔵氏は氷河期世代からは蛇蝎のごとく嫌われているというようなネットの書き込みを当時多く目にしました。氷河期世代を搾取した世の中を作った張本人は竹中平蔵である、というような論調で語られていたことも多かったような気がします。実際どうなのかはわかりませんけれど。
その竹中平蔵氏が取締役会長を務める「パソナ」が、氷河期世代をターゲットにして人買いを進めようとしているとか、、、。
今更氷河期世代を300人雇う事によって罪滅ぼしをしようとしているんでしょうか。こんなのに騙される人はいるんだろうか?パソナと聞いただけで氷河期世代だったらご遠慮願いたいと思うんじゃないだろうか、と私自身は思ってたんですが、、、
ニュースを見ているとそれなりに説明会には人が集まっていたようですね。映っていた人を見てみると私と大して年齢も変わらなさそうな感じの方が多い印象でした(氷河期世代対象だから当たり前ですけど)。
私はいわゆる専門性のない派遣会社はすべからくぶっ潰れて良いと個人的に思っています(あくまでも個人の考えです)。このパソナの募集文句を見て反吐が出そうです。結局良いように人を使い捨てにする体制を作る片棒担ぎをしていた企業が今更どの面下げて氷河期世代に「人財」なんて言葉を使うんだと。なにがMBA制度だよ。氷河期で苦しんだ世代をバカにしているとしか思えない。
専門性の高い特定分野派遣なら別に否定しないんですけれども。どうしてもかつてのイメージが悪すぎなんですよね。
だいたい、イチ派遣企業が「淡路島地方創生コース」って何様なんですかね。淡路島に今住んでいる人を馬鹿にしてるんじゃないのかとヒネた見方をしてしまいます。
まぁアーリーリタイアした後にお小遣い稼ぎを若干する衝動にかられたとしても、このパソナのような二枚舌企業のお世話になることだけは絶対にしたくないものです。
それでは、また。