45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

「1,000円カット物議」の件に思うこと

 

おつかれさまです。

 

 

「1000円カットは身なりがどうでもいい人のもの」投稿に反発相次ぐ 「散髪に何千円も使うほうが苦痛」「女性も利用してる」  キャリコネニュース

通称「1000円カット」と呼ばれる低価格の理美容室は、90年代の終わりごろから出現した。当時20代の筆者はその安さに驚いたものだ。はてな匿名ダイアリーには1月上旬、「大人で1000円カットを使う人間がいると知ったのは衝撃だった。」というエントリがあった。投稿者の年齢や性別は不明だが、

「ああいうのって子供とかもう身なりなんてどうでもいい老人が行くものだと思ってた」

とだけ書いてある。"普通に働いている大人は、身だしなみにも気を使いそれなりにお金をかけるもの"という前提の発言だろう。「ああいうの」という言葉から、素朴な驚きを表現しているようでいて、はっきり見下していることも見て取れる。1000円カットで働く理容師さん、美容師さんはもちろん、子どもと高齢者にも失礼な話である。(文:okei)

(中略)

「顔そりも洗髪もいらないんで千円カット重宝してます」

短い投稿だったが反響は意外に大きく、ブックマークは400以上ついた。「都心では平日の夜はサラリーマンの行列できてるよ」「最近おばさんも結構来てる」など、1000円カットは大人も当たり前に行くというツッコミや、1000円カットを擁護する声が多数上がっている。

「顔そりも洗髪もいらないんで千円カット重宝してます」
「割とどうでもいい雑談に小一時間つき合わされた上、頼んでもないのに髪を洗われ、髭も剃られ、それで何千円も支払う方がよほど苦痛なんだよなあ」

といった床屋嫌いあるあるも散見されていた。昼休みや仕事帰りに短時間で済ませられる上、技術力はバカにしたものではなく、「当たり外れがあるのは高い美容室でも同じ」といった意見も多かった。

一番のメリットは「安い」ということで、安価でマメに行ったほうが清潔感を保てるという声も目立ち、"いやむしろ1000円カットがベスト"という人が非常に多いことがうかがえた。

一方で、「行かない」派も一定数いて、理由が二極化していた。技術面や接客サービスに納得がいかず、「美容室一択」という人と、1000円すら惜しいので「自分で切っている」という人だ。筆者の夫などは「1000円カットですら店員とのやり取りが面倒」などの理由でこの10年バリカンで自ら散髪している。私は後頭部を担当し、最初のうちは嫌だったがもう慣れた。身だしなみにお金をかける価値観は人それぞれなので、他人がどうこう言う問題でもないだろう。

ライブドアニュースより引用 一部太字は管理人で強調

(以下略します)

 リンクはこちら。

 

このような内容で物議を醸しているのを目にしました。

 

いやー、この件を見たとき見事に意見が割れているのを見て面白いと思いました。「いい歳こいた大人は身だしなみくらいカネをかけろよ!」というのと「別に見た目におかしいわけじゃねーんだから料金なんか安いほうがいいだろ!」というのにほぼ二分されている感じがします。

 

私自身の事を言わせていただきますと、記憶のある限りにおいては、散髪のために理美容店に行った事は一度しかありません。中学生の時までは自宅で親父による丸坊主のバリカンカット、高校生の時は理由あって伸ばしっぱなし(ロン毛)、浪人生・大学生以降はハサミでセルフカット、2011年からはバリカンでセルフカットという遍歴です。いずれも概ね1~2か月に1回手入れをしていたという感じでしょうか。

 

唯一床屋に行ったのはもう約四半世紀近く前、高校3年生の2月くらいでしたかね、経緯は書きませんが理由あって伸ばしていたロン毛を切った時だけ近所の床屋に行きました。その時に切った髪は今でも実家に保管してあったりします(笑)。

 

で、この一連の物議を見ていての私の感想ですが、私はこの引用文の中に出てくる「筆者の旦那さん」と全く同じタイプです。床屋に行って店の人とやりとりをするのが苦手なんですよね。そもそもなぜそんな感じになったかというと、要はそれまで一回も床屋に行ったことがないから「どういう注文をしたらいいのかわからない」んですよ。それまでは坊主か伸ばしっぱなしだったわけですから、注文の仕方もクソもないわけで(笑)。

 

で、結局はどうしたかというとその時は、店の人に「お任せ」してカットしてもらったんですけど、結果を見て今まで上述の坊主かロン毛の二択で生きてきた私にとっては「強烈な違和感」しかなかったのです。お任せしたのは自分の判断だからお店の人に文句言うわけにもいかないし。かといってどんな髪型があうのか自分じゃわからんし。

 

それ以来、一年の浪人生活を経験するわけですが、ある意味先の床屋での件がトラウマのようになり、浪人生活の時に風呂場で鏡を見ながら普通のハサミでカットする術を身に着けました(浪人の時は予備校に通うため、実家を離れとある地方都市の2Kの姉の部屋に居候していたが、姉が体調を崩して丸一年実家に帰っていたので実質一人暮らし)。

一応最初のうちは合わせ鏡などしながら慎重に、次の日予備校で同じクラスの人に「おかしくないかどうか」を聞いたりしながらやっていくうちに誉め言葉的ニュアンスで「本当に自分でカットしているのか?」と言われるようになったため、『あぁ、こんな感じでオッケーなんだな』と感覚を掴んでからは、床屋に行くなどという選択肢が自分の中からは完全に消えました。

 

就職してからも磨いた腕を存分に発揮しセルフカットにて調髪を行っておりました。そもそも就職活動において氷河期の厳しい時代でしたが数社から内定を貰っていたので、セルフカットにおける私の髪型がおかしいという事は第三者視点でも無かったんだろうと勝手に思ってます(笑)。

 

また、バリカンを購入してからはセルフで竹中直人カットを毎度行うようになりさらに手間は省けています(毎回15分程度)し、一応職場の女性陣にもおかしくないかどうかをたまに聞いたりしていたのですが「床屋行ったんでしょ?べつに普通じゃん」という感じの返答ばかりだったのでまぁ大丈夫なんだろうと。最近では「あ、さっぱりしたねぇ」としか言われません(笑)。

 

で、最終的にこの物議に対する私の意見としては、「別に1,000円カットでも結果がちゃんとしてればいいんじゃないですかねぇ」という事しか言えません。なんたって私は生まれてから3,000円、しかも1回しか髪のカットに金をかけたことがなく、18歳からはオールセルフカットですから。でもまぁオシャレに決めたい人とかは腕がいいとか格好いいとかそういう美容師なり理容師の世話になればいいんじゃないでしょうか。

 

いずれにしましても私は今後も理美容店に行ったり、他の方に調髪をお願いするということは自身の手足が動くうちは無いと思いますので、浮いたお金の分をアーリーリタイア資金に回しているのだと自身に言い聞かせつつ、その目標達成に向けて着実に歩みを進めて参りたいと思います。

 

それでは、また。