おつかれさまです。
通販サイト「偽レビュー」横行―「五つ星」ずらり、それ本物? 2019/11/26 日本経済新聞 朝刊
ネット通販などで商品を使いもせずに高い評価のコメントをつける「偽(フェイク)レビュー」が後を絶たない。出品者が仲介業者に報酬を支払い、偽レビューを募集していることが背景にある。社会のプラットフォームとしての信頼性が揺らぎかねない。
都内の男性(32)は2018年末にネット通販のアマゾンで仮想現実(VR)ゴーグルを2万円ほどで購入した。参考にしたのが五つ星に近い高評価だ。200件を超える好意的なレビューが投稿されたが、数回使っただけで部品が壊れて使えなくなったという。「悪い評価がなかったから大丈夫だろうと安易に信じてしまった」と話す。(以下略)※日経新聞 11/26朝刊より引用
このような記事を目にしました。
私は地方に住んでおりますので、ご多分にもれず各種通販サイトを利用することも多くあります。実店舗より安く買え、出歩く必要がないというメリットもあるため、店舗型小売業にいるくせに耐久消耗材等はほとんど通販での購入になってしまっています。
通販の敷居が下がった一方で、やはり「モノを見ずに買う」場合、特に今まで使用したことのない物や聞いたことのない会社のものを買うときには、このような口コミをある程度参考にしたうえで購入することもあります。
私も今まで1件だけ、買って「うぁーだまされたー」と思ったものがあります。それは電動歯ブラシの替ブラシです。
私は2006年から、親知らずの抜歯をきっかけとした医者の勧めから電動歯ブラシを使うようになりました。使用しているのはブラウンの「オーラルB」シリーズで、これのいいところはブラシ形状が以前から全く変わっていないので、機種が壊れて買い替えても、ブラシ自体は継続して使えるというところが気に入ってます。
( ↓ 今使っているのはこれです。なんか最近妙にに値上がりしてますが…)

ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ すみずみクリーンEX 1モードタイプ D12013AE
- 出版社/メーカー: ブラウン(BRAUN)
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
Amazonではこの電動歯ブラシの替ブラシが純正品とともに、聞いたこともない業者のものが大量に出品されています。
で、純正ならばどんなに安くても通常のタイプで1本500~600円くらいはするのですが、互換品を謳ったこれらの商品は10本で1,000円くらい、単価換算ではさらに安いものがあったりします。

ソニマート ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ用 替えブラシ 対応 20本入 互換ブラシ EB17 EB18 EB20 EB25 EB50
- 出版社/メーカー: SONIMART(ソニマート)
- メディア:
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で、だいたいこういう互換ブラシの口コミは「星4.0以上」「レビュー数100件以上」だったりすることが多いのです。
それで私も、2年くらい前の話になりますが上にある「ソニマート」とかいうところの替ブラシを、口コミをみて「これなら大丈夫かな」と思い、安さにつられて購入しました。
使用した結果、結論から言うと、全部使うことなく途中で捨てました。
私は旧来の貧乏性のため、よほどのことがない限り一度購入したものはぶっ壊れるまで使い倒す主義なのですが、これは見事に騙されましたね。
だまされたと思ったポイントを以下に列記しますと
・ブラシの形が大きく、奥歯の裏側まで入らない(要は磨きにくい)
・1週間くらい使うと、動かなくなる(純正は2~3か月経っても問題ない)
・本体への差し込みが異常にきつく、着脱時に異常な力が必要
まさに上にあげた日経記事に出てくる男性状態ですよ。
「あーだまされたな」と。
で、気になってこの「ソニマート」とかいうところをGoogle先生で調べると、やはりアチラの国の名前がちらつくんですね。
アチラの国がすべて悪とは言いません。マトモなところもあるのでしょうが、これに関してはやってしまいましたね。レビューもサクラなのでしょう。
それ以来、レビューが1件しかない投稿者、また、レビュー数は多くてもあまりにも購入商品に脈絡がないようなレビュアーが評価している商品は購入対象から外すようになりました。電動歯ブラシの替ブラシは純正品以外買っておりません。
ある程度のブランディングが確立していない業者の商品を買うときには、安物買いの銭失いにならないように注意したいものです。
「インチキ業者の見分け方」で何か実践していらっしゃるかたがおられましたら、ぜひご教示いただければと思います。
それでは、また。