45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

ブラウンの電動歯ブラシを自力で電池交換

 

私は自分自身を「貧乏性」だと思ってますので、例外もありますけど一度買った耐久消費財はぶっ壊れるまで使い続ける・・・ほうだと思います。以前「物持ちの良さ」をネタにしてブログを書いたこともありました。

 


ところで、私は普段の歯磨きにはブラウンの電動歯ブラシ(一番安いエントリーモデル 購入時1,600円くらい 購入2018年6月)を使っているんですけど、さすが元の値段が安いこともあり今年の3月くらいから充電しても2分と持たないという状況になってきました。参考までに、現行品売価は2,000円くらいみたいです。

 

2006年頃に1万円くらいで買ったブラウンの電動歯ブラシは10年以上使用できたんですが・・・、さすがにそれとは比べるべくもないんでしょうけど。しかしここで貧乏性の血が騒ぎます。「何とか電池交換して延命できないだろうか?」

 

購入が1,600円ですから、マトモに修理に出せば送料や電池代の方が高くつきそうな感じです。ぶっちゃけ分解してみての出たとこ勝負で考えようと思い、衝動的にバラしてみました。

 

少しお高めのブラウン電動歯ブラシは充電器に突っ込んで反時計回りに本体をねじると底面がパカッと外れるんですが、この機種はブラシ側の軸をペンチで捻じって引きずり出す(うまく説明できませんが・・・)感じでバラします。分解に夢中で写真も何も撮ってないんですが、結論、中に入っていたのは謎メーカーの「単3型ニカド電池でした。

 

 

「1N-600AA」という表記がありますが600mAhの容量なんでしょうか?これで検索するとアリエクスプレスでの出品状況が引っ掛かりますが、どう見ても値段が異様に高いような・・・そもそも今どきニカド電池なんてほとんど売ってないような。

 

まぁそれはともかくとして、ハンダごてを使って制御基盤とモーターを分離、さらに基板からニッケルタブのついたこの単3電池を分離、さらにこの電池にスポット溶接されているニッケルタブをペンチで引っぺがします。

 

そして手持ちのエネループに引っぺがしたニッケルタブをビニールテープでくっつけて、電池タブと基板、最後に基盤とモーターをハンダ付けします。

 

中身を再度本体に組み込み、スイッチを入れたのですが全然動きません。しかしこれはブラウンお得意の安全回路が働いているんだろうと思い(単なる推測ですが)、5分程度充電をしてスイッチを入れると・・・「ヴゥィーーーン!!」と強烈なモーター音と共に動きました。

 

正直なところ、この手の単3型充電電池はダイソーで1本単位で売られていますので、ハンダごてさえあれば材料費込みでも150円程度で修理が出来てしまうことが判明しました。私は今回、手持ちのヘタレてきたエネループ(2011年に購入)を使用して実験したのですが、正直言ってダイソー電池でも良かったかもしれません。

 

エチケットカッター、電動バリカンに続き、今回は電動歯ブラシまで修理することで私の理美容家電修理能力がまた少し上昇しました。実は今回の成功に味をしめて、さらに現在手持ちのSONYポータブルスピーカーも修理に取り組んでいるんですが、それはまた別の機会の記録に残したいと思います。


この手のものは、修理をするよりは新しく買った方が良いという意見もあるんでしょうが、私の場合どうしても「完全にぶっ壊れるまで使い倒してあげたい」という謎の好奇心(今回の場合はモーター&電子基板が対象)が働きついつい手を出してしまいます。結構時間を忘れて熱中できるので趣味みたいなもんです。微々たるもんですが節約にもなりますし(笑)。

 

さぁ、今回の延命措置であと何年使えるでしょうか?充電式単3電池は容易に入手可能なので電池がヘタったらまた交換しようと思います。なお、今回の修理に関してはエチケットカッターやバリカンの時のようにポン付けではないので若干難易度が高いです、といっても中学生の技術・家庭科レベルの知識で充分ですけど。

 

また、本来なら電池とニッケルタブのスポット溶接が必要なのですが今回は省いている為、スポット溶接機の導入は今後の検討事項としたいと思います(使用頻度がメチャ低そうなので躊躇…)。

 

※今回書いた内容はあくまでも自己責任に基づき実施しており、安易な修理を推奨するものではございませんので念のため。