45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

GoToトラベルしてきました 大沢温泉 湯治屋(岩手県 花巻南温泉)①

 

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

行ってからだいぶ日が経ってしましましたが・・・備忘も兼ねて残しておきたいと思います。

 

小売業に従事している者の宿命、遅い夏休み(早い冬休み)を使い、岩手県花巻南温泉郷にある大沢温泉へ行ってまいりました。初訪です。

 

f:id:agretire:20201116172718j:plain

 

結構な山の中にあり、行ったときは紅葉の初~中盤といった感じでしょうか。11月の上旬です。最寄駅は東北新幹線新花巻駅(たぶん)、最寄り空港は花巻空港ですがおそらく便数は滅茶苦茶少ないはずです。ただ、新幹線の新花巻駅及びJRの花巻駅から無料シャトルバスが出ているようで交通手段に困ることはないでしょう。私は自家用車で行きました。

 

私が泊ったのは大沢温泉のうち「湯治屋」という、どちらかというと長期滞在を目的とする方が多く利用するという格安で泊まれる方で、この他に隣接する敷地内に「山水閣」「菊水舘」というややグレード高めの宿泊棟があります。なお、2020年11月現在菊水舘は建物へ向かう道路が土砂崩れの影響か何かで通れないらしく、宿泊施設としては営業していないようでした。なお、どれに泊まっても施設内に複数ある温泉は全て入れるようです(家族風呂は別)。

 

 

ここはいろんな意味で岩手県内では有名な温泉です。混浴風呂があるとか、宮沢賢治や高村幸太郎・相田みつをに縁があるだとか、自炊して格安で泊まれるとか、200年くらい前からの建物をいまだに使って営業しているとか…その他諸々。私自身は花巻南温泉郷は未踏でしたし、GoToトラベルの恩恵もあり格安で泊まれるようでしたので伺ってきた次第です。

 

公式HPから予約するのが一番お得だとか言う触れ込みでしたので、「STAYナビ」を経由して予約しました。予約時のお値段はGoTo割使用、夕食(蕎麦)・朝食付きで1泊税込2,860円でした。しかもこれでさらに現地で1,000円分のクーポンもらえるとか。個人的には結構お得感を感じました。

 

パッと見はものすごく古めかしい建物で、現代文明の恩恵を受けているんだろうか?と心配になるような佇まいですが、支払いはクレカで問題なし。建物内の各所支払いはpaypayも使用できましたのでキャッシュレスもある程度対応しています。携帯も私の持っている楽天miniで普通にアンテナ立ってましたので通信は各キャリアとも問題ないと思います。

 

で、受付で予約の旨を伝え部屋に通されたのですが…

 

f:id:agretire:20201116180225j:plain

 

6畳一間の部屋、真ん中にはコタツ(別払い300円(笑)後述)が鎮座・・・田舎のばあちゃんの家、って感じの部屋ですね。風情があってよろしい。私はこういうのが大好きです。

 

しかもですが

 

f:id:agretire:20201116180418j:plain

 

部屋の鍵はこれです。素晴らしすぎる。私の実家には現役でこのタイプの錠が至る所にありますので全く問題はないですが、今の平成以降生まれの方は見たことも触ったこともないという人も多いんじゃないでしょうか。かけるときにちょいとコツがいるんですよね。なお、部屋の鍵は全てこのタイプで内鍵のみであり、外鍵はありません。また、当然ですが部屋内にトイレ・流しなどはありません。共同です。

 

ところで温泉に入りに行くときにどうやって鍵かけるんだ?という話になるのですが、そんなものはありませんので「貴重品は帳場に預ける」というのが原則になっているようです。部屋の中にも貴重品金庫などというものもありませんので、この辺が好みが分かれるかもしれません。私は預けませんでしたけど、そもそも「多額の現金類を持ち込まない」ようにした方が良いかもしれません。まぁ防犯を気にするのであれば部屋のテレビをつけっぱなし、灯りをつけっぱなしにしておけば警戒して他人が入ってくることはありません。カプセルホテルの部屋みたいなもんですね。

 

なお、禁煙部屋というのはないのですがタバコの臭いなどは特に気になりませんでした(私はタバコは吸わないのでその辺の臭いには敏感な方だと自覚してます)。備え付けのテレビは地上波のみ(岩手だとNHKと民放4局)、冷蔵庫に冷凍機能はありませんでした。湯治屋は全ての食料品等がオール持ち込みOKですので、街中のスーパーなどで調達してこの冷蔵庫に突っ込んでおき、必要に応じて建物内で調理することも可能です。ナベカマ食器類は無料で貸し出し(というか置いてあるのを勝手に使っていいスタンス)、ガスは8分10円のコンロが使えます。食材は建物内の売店で結構な種類の物をそこそこ良心的な価格で売ってました。

 

f:id:agretire:20201116181031j:plain

 

f:id:agretire:20201116181037j:plain

 

建物の中はものすごくダンジョンになっておりまして、初訪では建物の位置関係がすぐには把握できず30分くらい建物内を探検して回りました。増築に増築を重ねたらしく、階段の位置が変だったり、妙に廊下が狭かったりしてます。

 

f:id:agretire:20201116182753j:plain

大沢温泉 湯治屋 建物案内図

 

また、湯治屋はどちらかというと長期滞留目的の方が多いという性質上からか、料金自体は格安なのですが部屋の壁は薄いので別の部屋の人の話し声やテレビの音は普通に聞こえます。が、そういうのが気にならないような不思議な感じがありました。何というか「合宿所」にみんなで来て、個室を与えられたような感じとでも言いましょうか。私は平日に行きましたが、そもそも宿泊者に年配層が多いのか、全くもって静かなもんです。ただし、夫婦や連れ添いで来て夜にコトをすることは無理でしょう。出来なくはないですが声は他の方に丸聞こえとなります。

 

共同のトイレは割ときれいに清掃されており、すべて水洗・ウオッシュレット付きでしたので特別気になる要素はありませんでした。また、こんな古めかしい部屋ながらWiFiはそこそこ早いのが飛んでて、滞在中途切れることは一切ありませんでした。試しに測った時の速度は下り20M以上、上り3Mくらい、pingは50台でしたからネット環境として一般的な使用をする分には全く問題ないでしょう。

 

※長くなったので次へ続きます…