45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

40代前半の私が自宅からテレビを撤去して一か月半経ちました。その感想です

 

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

私は年初に今年の目標を何点か掲げましたが、その中の一つに「テレビを捨てる」というものがありました。

 

コロナ禍の中で自宅にこもる時間も多くなった折、捨てるという目標を立てたにもかかわらず図らずしてテレビと接する時間も多くなり、逆にテレビが発するネガティブワードにやや辟易としながらも視聴してしまう、ということを続けていたわけですが・・・

 

9月の末、「半沢直樹」の終了を機に「今こそやる時!」とばかりに、部屋の中に鎮座していた(といっても19型の小さい奴ですが)テレビを撤去し実家へ持っていき、購入したときに何となく取っていた化粧箱の中に仕舞い込んだのでした。

 

アーリー/セミリタイアを志向する方の中にはテレビに関してネガティブな思いを抱きつつも捨てられずにいらっしゃる方もおられると思います。ただ、私のような40代は幼少期から「テレビがあるのが当たり前」な環境で育ってきた方がすべてとは言いませんがほとんどではないかと。そのため、この環境にあまりに慣れきっているので捨てる踏ん切りがつかない方もいらっしゃるのではないかと考えます。

 

テレビを部屋から無くしてみて約1か月半たち、感じることもありますので、ここらで一旦、撤去実行した者の立場から改めて思うことを書いてみたいと思います。

 

結論としては

「テレビは、無いなら無いで全くどうということはない」 です。

 

撤去する前は

①「いつも見ていたサンジャポが見れなくなるなぁ」とか

②「災害時のニュース、大丈夫とは思ってるけど本当に大丈夫だろうか」とか

③「何だかんだで職場でのコミュニケーションネタに支障をきたすのでは」とか

④「今でさえ希薄な曜日感覚が、さらに希薄になるのではないか(これは小売業に従事しているためという面も強い)」とか

 

まぁ実に色々と「テレビが部屋からなくなった場合に考えられる想定問答」を行っていたのですが…

 

全て無ければ無いで何とでもなるものばかりだった、という感じです。

 

例えば①、サンジャポに限らずですが、別に見なきゃ見ないで何にも困らないんですよね・・・連続ドラマとかは、よく言われることですが第1回を見なければそもそも興味自体が湧かないので、そのことで自分の関心対象から外れてしまうという。

 

②に関しては、ラジオに全神経を集中すれば状況はある程度把握可能です。また、私はただ見るだけのためにアカウントを持っているようなもんですがTwitterで事足りてしまいます。10月以降何度か有感地震がありましたけど、特段困りはしませんでした。そもそも私自身は東日本大震災の時に停電・テレビなし・携帯電話不通でラジオのみで丸5日間過ごしたんだから何とでもなるのは分かってるはずなんですけどね。

 

③に関してですが、ここ1か月半を振り返ってみるに、テレビネタが職場で話題に上ることなどほぼありませんでした。先般、紅白歌合戦の出場歌手が発表になったとかニュースでやってましたけど、別にテレビあったとしても見ないし…ラジオで聞こうと思えば聞けますし…。どうせ私がもともと見てたのはニュースばっかりですので、逆に今はネットの24H垂れ流しでTBS・日テレ・朝日・フジのニュースは見られますし、これにNHKラジオニュースを加えればエンタメ以外の情報はほぼ網羅しているも同然です。

 

④に関しては…これは一部感じているかもしれません。ただ、私自身は普段から平日休みですので大した影響ではありません。サザエさん症候群」なんてブルジョアなものにかかったこともないです。日曜日はたいてい仕事ですから。どっちかというと最近では仕事は20%、その他自分の事に80%という意識配分な感じですので、月~金の相場情報の方に意識を向けていることの方が多いです。

 

メリットとしては本当にネット上で「テレビを捨てた」と言っている先人の皆さんが言われていることそのまんま、私も思いました

・自分の時間が増えたように感じる

・ネガティブワードを目にする機会が減るので気分も良い

・自分の頭で考え、判断する機会が増えたと感じる

・電気代が下がった

 

最近の新型コロナ関連の話題でも、良くも悪くもワイドショー的なものに接することが無くなると、別段どうってことないような感じになってきました(無論自身で出来うる限りの対策はしているつもりで、甘く見ているという意味ではないです)。朝から晩までコロナコロナコロナ…というのを目にしていた3月ころに比べると気分が全然違います。結構私の周囲の人はテレビのネガティブワードに毒されまくっている人が多いので、逆にそっちの方が辟易としてしまうのですが。

 

ちなみに電気使用量ですが、テレビが無くなったからかどうかは何とも言えませんが、10月の使用量は前年同月比で10kwhほど減少しました(2019年10月=60kwh  2020年10月=49kwh 電力会社は東北電力)。

 

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じゃあデメリットは全くないのか?という点についても記しておきますと

①エンタメ情報、芸能情報などが全く分からず、流行のワードも分からない

②スポーツ関連の情報を見る機会が激減、試合結果などがよくわからない

③テレビを時計替わりにできないので、時計に目をやる頻度が増えた

④新聞も取っていないので、特にローカルニュースを目にする頻度が激減

 

う~む、思いついたことを列記したのですが、こんなもんですかね?

 

①に関しては、これは結局自身とかかわりがある人との「話のネタ」程度に知っておけばいいような性質のものかと考えますが、自分自身の年齢的な部分もあるからなのか特別知らなきゃ知らないで本当にどうでもいい事ですね。だいたい、芸能人の不倫だのヤク中情報だの…別にどうでもよくないか?自分に関わりある事じゃないし。TikTokとかいうのが流行っている、らしい?とかいうことを先日スパ銭のサウナの中のテレビでやってましたが、それも「だから何?」って感じでした。そもそもTwitterと何が違うんだこれ(なお私はInstagramFacebookも使ったことはありません)。

 

②は、これは個人的な好みなので人それぞれだと思いますが、私はルールは知ってますけどプロ野球もサッカーもゴルフも興味ありません。どっちかというと好きなのは陸上とか駅伝、あとは柔道とかボクシング・剣道などの格技・格闘系ですかね。こうしてみると傾向的に「大人数チームプレイ」や「道具にカネのかかる競技」を好まない自分の性格が出ているような(笑)。ですから、概ねテレビでのスポーツ中継の9割程度を占めると思われる野球・サッカー・ゴルフなどが見れないところでどうと言う事はありません。あと、興行的なもの(K1やプロレスなど)はさらに輪をかけて興味ありません。何でかといわれると、何でだろう?としか言えないんですけど。何度も言いますがこれらが好きな方を非難する意図は全くありません。

 

③は、これは慣れの問題ですね。テレビを撤去した2日後に、Amazonで卓上用の電波時計を購入しました。PCの右下みりゃわかるんですけど、表示がデカい方が見やすくていいかなと思って買いました。

 

④に関してはラジオの地方局と、yahooの地方ニュース、ローカルテレビ局(NHK含む)のホームページなどにある動画ニュースでカバーしてます。概ね支障はないのですが、唯一「地域イベント(お祭りなど)」に関してだけは収集力がガクッと落ちたような気がします。やはり地方ではテレビCMやローカル番組などでこういったイベント告知を行う傾向が強いんでしょう。平日休みですからどうせこの手のイベントは参加できないことが多いのでどうでもいいと言えばどうでもいいのですが。また、わざわざローカルニュースのためだけに地方/地域新聞を取る気にはなれないんですよね…どうでもいい内容の記事が9割(例えば地域の草野球リーグ戦の結果とか、小学生が交通安全の講習受けました的な記事とか、○○地域でクマが目撃されたとかetc…)なので金の無駄…。

 

 といったわけで、思いつくままにだらだらと書いてしまいましたが、テレビを撤去したことで私の場合は

・「読書時間」

・「自分が興味あることを調べる時間」

が格段に増えましたので、自分にとってはメリットがデメリットをはるかに上回っている、という状況になっています。あとは、副次的な効果として「たまに実家や出先のサウナ等で見るテレビが面白く感じるようになった」という事も付け加えておきます。私見ですが、視聴時間が平均して1日1時間未満のご家庭であれば、テレビは捨てても大して支障はなく、メリットの方が大きいのではないかと考えます。