45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

出禁にしたおっさんが実は軽度認知症だった

 

おつかれさまです。

 

先日、とある「スメルテロなおっさん」が私の務め先の客用トイレ個室でタバコを吸ったため火災報知器が発動し、それを口実に散々店内で迷惑行為をはたらいていたそのおっさんに出禁措置をくらわした、という話を書きました。

 

 

 

約2週間前に書いたこの話ですが、じつはその出禁措置をくらわした二日後、また店にこのおっさんが現れたため従業員から通報を受けた私はすっ飛んで行って店の外に出るよう強権発動し、おっさんを撃退した、という事がありました。

 

さらに話に続きがあって、私は現在の勤め先では概ねお昼ぐらいに出勤し、夜10時半頃までの勤務のため把握していなかったのですが、上記のさらに翌日・翌々日と午前中の早い時間にそのおっさんが店に来ていたらしく、その都度店の責任者や警備員が、おっさんに店の外に出るよう勧告し追い出していた、という事があったのです。

 

おっさんとのやりとりの中では

・「出入り禁止」の意味は分かっているんだろう?→ハイ

・なんで出入り禁止になったのかわかってるのか?→トイレでタバコを吸ったから

 

このようなやりとりは出来ていたので、風体はかなりヤバいし若干頭は弱そうだが、認識に問題があるわけではなく、もはや嫌がらせで来ているんだろうと従業員の中で話していたのでした。

 

 

で、つい先日、私の勤め先が地域の「社会福祉協議会」の一員として位置づけられている関係上、四半期に一回程度開催される会合に私が店の責任者代行という事で参加した時の事です。

 

たまたまその時の会合のテーマが「認知症」に関することでの話し合いだったため、私にも発言の機会があったので「実は先日、私の勤務先でこれこれこういうわけで火災報知器が鳴った、という事がありまして、今後もしかしたら認知症が進んだ方が店の中でこのような問題行動を起こすケースが出てくるかもしれませんね」なんてことをとりあえずそのおっさんがしでかしたことと絡めて発言したのですが、、、

 

その会合が終了した後に、市の社会福祉士(?)の方から声を掛けられました。その時のやり取りですが、、、(※ここでは「社」=社会福祉士、「私」=あぐりた)

 

社:「あのー、先ほどの話ってもしかして〇〇さん(おっさんの名前)のことですか?」

私:「え?なんでわかるんですか?」

社:「あの方、一人暮らしの高齢者という事で巡回リストに入ってるんですけど、この前巡回した時に「△△(私の勤務先の店)を出禁になった」って言ってたんですよ。でも何で出禁になったのかは聞いても教えてくれなくて」

私:「あ、そうだったんですか?」

社:「ここ三・四ヶ月くらいでなんだかいきなり身なりがおかしくなってきて、私どもからも病院に行くことを勧めたんですけど強制力はないもんですからそのままで、、、多分認知症の初期症状だとは思うんです、、、」

私:「そうなんですね、、、。でも出禁になったって事は言えるんだ。ただ一人暮らしだから病院についてはどうしようもないんですよね、、、。あの人って何歳なんですか?」

社:「確か60代後半のはずです」

私:「そうなんですか、、、身内の人とかいないんですよね?」

社:「おそらくは、、、」

 

とまぁこんな感じのやり取りで、おそらくはおっさんが軽度の認知症を患っているのではないかというのが判明したわけです。

 

しかしながらこの問題、解決策がないと言いますか、今後同様のケースは都会地方問わず出てくるような気がするんですよね。

 

店としては今回のケースの場合、店外に出すことは出来ても、多分本人は正確に状況把握が出来ていなくて連日連日来られる可能性があると。そして、相手は独居老人ですから身寄りも見てくれる人もないため同じことを繰り返す、、、

 

今後、このようなケースが発生・増加した場合、どのように対応していったら良いのでしょうか?

 

一応、先の会合が終わった後その社会福祉士さんと話をしたときに、とりあえずは市の福祉課まで連絡下さい的な話をされたんですけれど、根本解決には至らないような気がするんですよね。最終手段は「警察に連絡」という事になるような話もされたんですけど。

 

まして私のような弧男も、もしかしたらこのような事に自分自身がならないとも限らないわけで、何だか自分の将来に暗澹たるものを感じる出来事でした。

 

というわけで、45歳でのアーリーリタイアを目指すことに変わりはないわけですが、今後このおっさんを反面教師として「自分が認知症を発症しないための取組み」については、私の研究および率先して情報収集すべき課題として大きく認識せざるを得ない事であると感じました。

 

それでは、また。