45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

70歳を超えても本当に(雇われで)働きたいのか

 

おつかれさまです。

 

 60代の54%「70歳超えても働く」 外国人増「良い」69% 日経郵送世論調査

2020/01/10 18:00 日経速報ニュース

日本経済新聞社が2019年秋に実施した郵送世論調査によると、70歳以上まで働くつもりだと答えた人が60歳代の54%にのぼった。18年秋に実施した前回の調査に比べて9ポイント増えた。「人生100年時代」を迎え、高齢者を中心に就労意識が大きく変わっていることが浮き彫りになった。政府も企業も、高齢者が働き続けることができる制度づくりが迫られている。
 何歳まで働くつもりかを選択肢を挙げて聞いた。「75歳以上」と回答したのは全体の16%、「70~74歳」は21%だった。この2つを合わせた「70歳以上」は37%で、前回調査より7ポイントも増えた。減ったのは「60歳代」との回答だ。「65~69歳」は26%、「60~64歳」は14%だったが、合計すると前回より5ポイント減った。
 こうした回答の平均値を出すと67.5歳で前回より0.9歳上昇した。いまは多くの企業が定年を60歳に設定しているが、回答者が望む定年はもっと高いといえる。
 定年が現実味を帯びる層ほど、高齢まで働く意向があることも分かった。回答を世代別に分析すると「70歳以上まで働くつもり」は70歳代では45%、60歳代は54%に達した。30~50歳代は3割前後で18~29歳は18%と、若年層ほど低かった。70歳代では「75歳以上」との回答が34%にのぼった。
 「70歳以上」と回答した人を男女別でみると、女性の28%に対し男性は45%と大幅に上回った。
 職業別でみると、正規の職員・従業員は28%で全体の平均の37%を下回った。高いのは自営業者の72%で、パート、アルバイト、派遣・契約社員も46%だった。年収別では300万円未満が42%と高く、800万円以上は32%となった。
 調査では老後に不安を感じていると答えた人が76%だった。不安の理由を複数回答で聞くと「健康」の71%で、「生活資金など経済面」が68%と続いた。低年収の人や待遇が不安定な人を中心に、老後の生活のために働き続けたいと望む人が増えた可能性がある。
 こうした世論を踏まえ、政府も具体的な対策を打ち始めた。20日に召集予定の通常国会では、70歳まで就業機会を与えるよう企業に努力義務を課す法案や、公的年金の受給開始年齢の選択肢の上限を現在の70歳から75歳に繰り下げて受給額を増やせるようにする法案を提出する。希望者が高齢でも働き続けることができる環境をつくるためだ。
 それでも就労意欲の高さに比べると、雇用環境の整備は遅れている。内閣府高齢社会白書によると、18年の世代別就業率は60~64歳が69%、65~69歳が47%だった。これが70~74歳では30%、75歳以上では10%と急激に下がる。「人生100年時代」への対応は道半ばといえ、官民ともにさらに対策が迫られる。

 (中略)

 調査は日経リサーチが19年10~11月に全国の18歳以上の男女を無作為に抽出して郵送で実施。1677件の回答を得た。有効回答率は55.9%。

※2020/1/10 日経テレコン記事より引用 太字は管理人で強調

 

このような記事を目にしました(リンクはこちら)

 

もはやおなじみとなりましたこの手の記事ですが、私にはどうしても信じられないんですよね。

 

それとも、単に自分が「クソみたいな労働からの解放」を強く願っているからバイアスがかかっているんでしょうか。

 

やはり社会保障支出を抑制し税収は何とか確保したい政府・国の差し金で日経が提灯記事を書いているのか?

 

などなど私は否定的な感情しか湧きあがらないのですが、記事を読むと高齢者ほど70歳超での就労意欲が高く、50代以下の層はそんなことは考えていない方が多いとも読み取れます。また、女性より男性の方が就労意欲が強い、という事もあるようです。

 

サラリーマンとしてなら約3割、パートでも4割強雇ってほしいと思っている、というところが特に信じられません。総合して考えると老害化したジジイが既得権を傘にしてノウノウと居続けられるんだったらそれでもいいかな、と思っているようにしか思えない。

 

職場や職種によっては経験も貴重な財産となる(職人など)かと思いますが、いわゆる一般のサービス業とかだと、一定の年齢を超えると老害化するだけじゃないのかと思うんですよね。だって、70代の人にお店で接客されたいと思いますか?老舗旅館とか料亭くらいでしょ、多分そういうのが通用するのは。私はそもそもあらゆる分野において、接客サービス自体無くてもいいと思ってますからね。ホテルだったら「スーパーホテル」くらいに割り切っている感じが好きです。要は感情労働」否定派です(医療・介護除く)。

 

まあでも最近の風潮では単に「年上」というだけで偉そうな顔している実力のない人は、結構排除される方向に向かっているような気もします。若い人の間では、要領がいいというよりも「合理性」を前面に出して、ムダなものには時間もカネもかけない、というのがだいぶ浸透してきているような気もしますし、世間的には(仕方なくという感もあるが)それを許容するようになりつつあるのかなと。私はどちらかというとそういう合理性が好きなんですが、生まれた時代が悪かった、、、。

 

そんな形で時代が変遷している中で、考え方を大して変えられない60代・70代が「70歳を超えても働く!」などと言っているのは何だかなぁ、と思ってしまいます。自分が60代とか70代になるとこんな風に考えが変わっていくんだろうか、、、と考えたのですが、自営ならともかく雇われで働くなど絶対勘弁!という感じです。

 

むしろ政府には、企業に「70歳までの雇用を保証するよう働きかける」よりも、そんなにカネを抱えなくても、不安を感じることなく安心して生活できる基盤を整備するようにお願いしたいところです。また、マスコミも「2,000万必要!」とか煽るんじゃなくて、もう少し多様な生き方とか、自活の仕方とかを推奨するように誘導したほうがいいんじゃないんですかね。そりゃあ現状の一般的な感覚だと、多くの人の場合人生の最後は誰かの世話にはなるケースが多いんでしょうけど、あまりにもゼニカネの不安を煽り過ぎでしょう。

 

しかしつまるところ、中下層の奴隷を極限まで搾り取り、既得権だけは死守しようとしているようにしか見えないんですよね。こういう記事を見ると。

 

いずれにしても私自身は人生を労働の「搾りカス」にされないよう、自身への負荷は程々にしながら45歳でのアーリーリタイアを目指すべく今は蓄財に励み、情報収集は怠らず自分で考えて極力ローコストな自活生活を送ることが出来るよう、今暫くは雇われ労働に勤しもうかと思っております。

 

それでは、また。