45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

アーリーリタイアと「実家」

 

おつかれさまです。

 

唐突ですが、アーリーリタイアして実家に帰る、という話はあまり聞かないような気がします。

 

良い悪いの話では全然ないのですが、結構アーリーリタイア界諸先輩方のブログを拝見していると「賃貸」か「自身で取得した不動産orマンション」にお住いの、それも都心とは言いませんがそこそこの都市部(最低でも人口5万人以上クラス?もしくはその近郊)に住まわれている方が多いのかなー、という印象です。

 

やはり年収ベースの高い五大都市圏またはその近郊にお勤めされ資産を貯めていたと思われる方が多く、出自もその辺りの方が多いのかな?という感じがしており、スマートな文章を書かれる方が多く、読んでいて知的さを感じます。

 

私はいわゆるド田舎の出身で、実家には隣接する他家というものがなく、隣の家まで約200m離れているような環境で育ちました。いわゆる農村地帯です。

 

実家には七十路を超えた父親が一人で暮らしています。実家は登記上の築年数不詳(戦前よりさらに前)、敷地は「庭+野っ原+山」といった感じで、まあ見事に何もありません(携帯は3社ともLTEで通じる、光回線は引込可)。

 

ぶっちゃけ庭で野球やサッカーができるレベルですし、その気になれば燃料として自分の家の山から薪を切り出せたりするような感じです、が、まあ資産的な意味で土地にほぼ価値は無く固定資産税は住居含めて7万円/年と破格です。

 

こんな感じの田舎には、現在空き家がものすごい勢いで増えているようで、私の実家の近所でも元来少ない人口がさらに減り、5軒に1軒は空き家というような状況になってきています。

 

こんな中、行政もこれらの対応に頭を悩ませているらしく、それなりに立派な一軒家が破格の100万円や200万円で市のホームページ上の定住促進カテゴリに掲載されていたりします。

 

アーリーリタイア志向の方の中には、正直言って世捨て人的な感性をどこかに持っいらっしゃる方も多いのではないかと推察しますが、インターネットの普及によって娯楽が多様化した現在、このような気質をお持ちの方は田舎にいてもそれなりの生活はできてしまうのではないかなーと思っています。

 

まあもちろん、こんな戯言を言うのは私が田舎育ちでこのような環境にも耐性はあるからなのでしょうが、うちの父親に実家での暮らしで「いくらかかるのか」を聞くと、生活費や遊興費、出かけるためのガソリン代や車の維持費を考えても、多少の増減はあるものの約10万/月の支出で賄えてしまうらしく、年金でやや余剰がでるので健康維持のために市民プールに通うようになった、なんて言っていました(これでもネットは光回線、食事は肉魚もかなり摂取しており、高齢者野球チームに入り結構国内を動き回っている)。まあ医療費は1割負担なんですが今のところ病気なしのようです。

 

このような話を聞くと、(5000万÷10万)/12か月=41.66666…年?あれ?5000万あれば年金考慮しなくても40年も行けちゃうの?などと考えてしまいます。運用益あったらさらに余裕じゃね?とかね。

 

これは極論かつ暴論で、個々人の生活スタイルや好みも何も反映していない考え方ではありますが、ネットの普及によって本当に田舎の娯楽はだいぶ改善されたと私は考えます。宅内娯楽なら都会も田舎もほぼ関係ないですし。引きこもり適性のある方にはこういう選択肢もアリなんじゃないかと思います。

 

「田舎は近所付き合いが…」という方もいますが、私の父曰く、今はそういうのに顔を出さない人がかなり増えているらしく、だからと言って村八分的な扱いなどしない、という感じらしいです。これは地域性によるかもしれませんが。

 

よって私は、アーリーリタイアしたら「実家」に帰り固定費削減し、別荘として「空き家動産」を1軒別に買って自力リフォームをし、別荘暮らしもしたいと思っています。自分が死んだら、あとは野となれ山となれですし。

 

まあ、こんなことを考えている奴もいる、という事で「実家」というカテゴリで書いてみました。でもたまには都会に行くと刺激があるから、都会暮らしもいいなあと思ったりはするのですけどね。

 

なんだか、まとまりのない文章になってしまいました。

 

それでは、また。