45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

アーリーリタイアを考え出したきっかけ

 

おつかれさまです。

 

アーリーリタイアしたい理由…当然ながら様々な理由があるでしょう。 

 

私は、そもそもは「定年まで働くんだろう」などと思っていたクチです。60歳とか、65歳とか。

 

私の実家の親はごくごく普通の昭和的サラリーマン家庭だったため、その感覚が知らず知らずのうちに沁みついてしまっていたのでしょう。

 

そのあたりまで給料をもらいながら、日々を「会社員」として過ごし、その後は余生を安穏と過ごす…そんなことをぼんやりと考えていまいた。

 

そんな私がアーリーリタイアを意識したきっかけは、「あ、これ以上昇進昇格無理だ」と感じた一連の葛藤があったことです。

 

今から約3年前の2016年、私はとある赤字の店を黒字化するというプロジェクトに放り込まれ、最前線で日夜苦悩する日々が続いておりました。

 

拙いながらもアイディアを出し、実行計画を立て、従業員に説明しながらハッパをかけ、実行し、検証し、修正案を出し…といった、よく言うPDCAで改善をしていく、ということを来る日も来る日も行っていました。

 

それもこれも単に、「自分の給料を上げる」いわゆる昇格するためだけに必死に行っておりました。

 

なんだかんだ言って結果的に売上は伸び、販管費・経費は大きく下がり、赤字幅を70%以上削減するのに貢献したと自負していました。 

 

ところで、私の勤務している会社では、毎年昇格試験というのがあり、筆記試験と面接試験があります。

 

私はその年の筆記試験をパスし、面接試験に臨みました。

 

面接の結果は、不合格でした。

 

まあ、こればっかりは私自身の原因もあるんだとは思いますので本当のところはわかりませんが、当時私の直属上司が、昇格の可否の最終判断を下す営業部長と仲が悪いという事が言われており、私自身はほかの面接者はそんなことをされないのに、異常な圧迫面接を受けたのをおぼえています。

 

直属でなくても、会社のお偉方から圧迫面接を受けて冷静な切り返しができるほど当時の私は肝が据わっておらず、逆に言えば会社への服従・依存心が強かったためボロボロな受け答えでした。

 

結果は先に書いた通りとなり、私は一気に会社への忠誠心が波が引くようにスーっと消えていくのを感じました(それまではどちらかと言えば忠誠心のかなり高い部類だったと思います。第三者視点的に振り返ると)。

 

そこにきてさらに、その年の人事評価として「赤字が黒字転換していない」という理由で5段階評価の下から2段目の評価をつけられました(これは推測ではなく理由の確認済み。ちなみにこの評価になると私の勤務先では定期昇給額がゼロになる。つまり昇給なし)。

 

このことがきっかけで、軽くウツ気味になり、出社はするもののなんだか毎日頭もやもや・吐き気を催す日々が続きました。

 

ただ、もともとあまり散財するタイプではなかったこと、仕事の多忙によりさらに使う暇がなく貯金がそこそこ大きくなっていたこと、当時のアベノミクスの株高で2012年頃に仕込んでいた株が大きく上昇したことが重なって、時価金融資産が当時の自分としてはかなり大きいと思っていた3000万が見えるかな~くらいの金額となっていました。

 

そしてその頃に、ただ何となくGoogleで「3000万」と打ち込んだところ、「3000万 セミリタイア」と出てきて、さらにご存じの方も多いかとは思いますが、kortaroさんの「SOUTAi 40」のサイトを見つけました。

 

私にとってはこのkotaroさんの「SOUTAi 40」の内容は物凄く衝撃的で、こんな生き方があるのかと感心したのをおぼえています。

 

こんな泡沫ブログで紹介してしまうのも恐れ多いのですが、それ以降考え方の大きな転換点になったことは否めません。

 

そんな感じで、今では会社への忠誠心などさらさらなく、出世欲など消え失せ、不要な残業などするわけもなく、ほぼ定時出勤定時帰りをするようになりました。

 

現在はとりあえず「流動資産5000万」を一つの目標ポイントとして定め、更なる固定費の削減により達成スピードを早めるべく日々を過ごしております。

 

アーリーリタイアをしてやりたいことについては、また別のエントリーで記載していきたいと思います。

 

それでは、また。