45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

新卒で小売はやめとけよ

おつかれさまです。

 

私はもともと本当に世間知らずで、学生の時には特に何に興味があるというわけでもなく、就職の時には特に業界研究をするでもなく、当時アルバイトをしていたコンビニのローソンの経験の延長線上で進路を決めました。

 

「上場している会社に入れば、まあ何とかなるだろう」といった感覚です(入ったのはローソンじゃありませんが)。

 

私の就職した頃はいわゆる「就職氷河期」などと言われ、大卒でも就職率が5~60%台などといった時代でした。

 

そんな中でしたが、上場企業でも小売業界はバンバン内定が出ました。当時の私は本当にアホで、「小売が底辺業界」などという認識もありませんでした。『上場してる会社に入れたぜ!ラッキー!』くらいの感覚でした(そもそも上場の意味するところが何なのかを知ったのは株を始めてからですが…)

 

しかし当然ながら簡単に入れる業界は、やはり人材使い捨て体質の業界でもありました。

 

パワハラ・休出・サビ残がまかり通り、同期では顔を掻きむしって発狂するような奴もいたのを覚えています。私も耐えられず5年もちませんでした。

 

1社目を辞めた時は、二度と小売りには戻らない…と思ったのをおぼえています。

 

今いる会社は4社目で、最初に入ったところよりはかなりマシですが、それでも「有限な時間の無駄遣い」だったなあと正直思っています(自分には何のスキルもなく、結果的にこの業界に戻ってきてしまった)。

 

ちなみに2社目・3社目は保険業界です…これもブラックでしたがまた別に書きます。

 

隣の芝生が青く見えるんでしょうが、小売で身につくものなど何もありません。

20代・30代の貴重な時間を、同級生や友人・親戚とは休みも合わず疎遠になり、社会行事には参加できず、季節を感じることもなくただ年月を送るハメになり、給料も安いため自己投資もままならない…といったことになりかねません。

 

男女とも結構30~40代の独身社員が多いです(これは年代のせいかも?)。

 

この業界に新卒で来る若者たちに、内定式の社内報を見るたびに「まだ遅くないからもう少し考えなよ」と声を掛けてあげたくなります。

 

まぁでも、逆に考えれば小売以外の業界をドロップアウトしてしまい正社員になれず途方に暮れている方には狙い目かもしれません。

 

私の会社には『旧帝卒→都銀→ドロップアウト→ウチの会社』という経歴の人がいますが、最初店の品出しバイトで入社→正社員登用→今は本社経理の課長なんていう人もいます。まあそれでも最低3年のクソみたいな現場下積み+盆暮れ正月GW一切なしの修業期間は必要ですけど。

 

私の立ち位置は…ペーペーからは脱却できましたが全くやりがいはないので、このブログのタイトルを実現したいと思っているわけです。

 

何度でも言います。小売に就職予定の新卒の皆さん、進路はよく考えましょう。

 

それでは、また。