45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

足に突如大量の湿疹発生で病院受診

 

皮膚が強い方・弱い方がおられるかと思いますが、私は小学校高学年~中学生のころまでしょっちゅうヒジとか臀部とか膝ウラとかに湿疹が出来てました。

 

年がら年中出るわけではなく、突如発生し1か月くらい経つと出なくなって忘れたころにまた発生する、ってな感じで通院し診察を受けても原因はわからず、とりあえず「アトピー」という診断で軟膏塗ったりしてました。小学校低学年のときに「慢性鼻炎」と診断されていたので何らかのアレルギー体質だったのかもしれません。

 

患部はわりとジュクジュク系になったりして強烈なかゆみを伴い、寝てる時に無意識に搔きむしったりして爪が血まみれになったりすることもありました。ただ、普段露出するところには発生しなかったので、思春期真っただ中でも表面上その悩みが同級生らに気付かれることはありませんでした。

 

この不定期に発生し私を苦しめていた湿疹ですが高校生以降はなぜかパッタリと出なくなり、もはや頭から抜けていたのですが・・・

 

40歳を過ぎてから「秋から冬」及び「冬から春」あたりの季節の境目で気温が大きく変化するころに決まって手の甲に湿疹が出るようになりました。しかし、赤いぷつぷつが軽く出るものの一週間程度ハンドクリーム塗ったりして我慢すると直るので、さして気にも留めず「体質変わったのかな」くらいの認識で過ごしておりました。

 

しかし5日ほど前から、先述の手に出ていたような湿疹が左足の甲に発生しました。これは初めての事案です。しかし別に痛みもかゆみも無いので、普段通りの生活スタイルで放置していたのですが・・・

 

突如、昨日の昼くらいからこの湿疹の範囲が拡大、両足の甲とくるぶしあたりの高さの皮膚を取り巻くようになり、しかも右足の方は足首全体が少し腫れてしかも薄紫色っぽくなり若干の痛みを伴うようになりました。さらに、我慢できるレベルではあるものの痒みを伴い非常に不快に感じる状況でした。

 

それでも「さっさと寝れば治るだろう」と軽く考え昨日は夜9時に就寝、今日は午前6時に起床。起床直後は問題なかったのですが体が温まってくると発赤・痒み・痛みが再発。これは「もしかしてヤバいやつでは?」と感じました。ネットで自身の症状と似たようなものを見ると「放置すると重篤な状態になるケースに繋がりかねない」的な恐ろしいことが書いてあります。

 

 

私の住むド田舎では近所に眼科や皮膚科などの専門医院がないため、ネット上で評判が良さげな隣市の専門医のところを本日受診してまいりました。

 

歯科以外で病院に行くのは2020年にピロリ菌除去の事後経過観察胃カメラを行って以来3年ぶりくらいです(過去の記録↓)。

 

普段から病院に行き慣れていないので、若干挙動不審な感じで受付へ行きました。

 

保険証を渡すと問診表を記入するように言われたので書いていくと、「マイナ保険証の利用にご協力をお願いします」と下の方に小さく書いてあります。一応、マイナポータルでマイナ保険証は利用できるようにしていたので受付の方に「マイナ保険証の方が良いんですか?」と聞くと「初診の際は必ず保険証提示はお願いしていますけど、こちらの機械で連携出来ますよ」と言われました。一瞬、何かトンチンカンなことを聞いたかな?と考えてしまいました。

 

何のことやらわかりませんがとりあえずマイナンバーカードを機械にかざしたら自分の名前が出て、受付しました的な画面が出ました。正直、これに何かの意味があったのかどうかは全然わかりません。

 

地方だと眼科や皮膚科などの専門医が少ないのでメチャクチャ待たされる印象がありました。私の行った所もご多分に漏れず待合室に患者が結構な数いたのですが、午前の受付終了近くに行ったので思いのほか早く診察してもらえました。待合室にいた人の多くは診察後の精算待ちだったようです。

 

診察の結果、「細菌感染ではありませんね」との事で一安心。ただ、外傷もなく発症原因に私自身全く思い当たるものが無いため医師もうーん、という感じでしたが、突発的に原因不明の皮膚炎が発症する患者さんは結構いるようです。「一旦外用薬で様子を見ましょう」との事で、ステロイド系の塗り薬を処方してもらいました。

 

一応来週また来てくださいとの事。診療費は初診料込で1,000円くらい。思ってたより全然かかりませんでした。

 

このあとは処方箋を出してもらい薬局に持っていく段になったのですが、私は滅多に病院に行かないので「おくすり手帳」を持っていません。でも、何かで「おくすり手帳」を持っていると少しだけ支払いがトクになる、とかいう情報を見たことがあったような気がしました。

 

今回は調剤薬を受取る久しぶりの機会なので、どうせだったら今後はスマホアプリで管理しようと考え、検索し一発目に出てきた「EPARK」のアプリをインストールし、医院の隣にある薬局へ入りました。

 

今回行った医院及び薬局は立地が隣市の総合病院の割と近く、という事もあるからなのか、薬局内にもまたさっきの医院の待合室以上に薬の受取を待つ人であふれかえっています。私が今まで見てきた薬局の中でもかなりの人数をさばいている感じに見えました。

 

 

受付で「おくすり手帳ありますか?」と聞かれたのでやや挙動不審気味に「スマホにあります」と答えました。「わかりました。QR発行しますね」と言われ、何のことかその時はわからなかったのですが「お願いします」と伝え出来上がりを待ちます。

 

で、待つこと15分くらいでしょうか。受付番号を呼ばれ薬の説明を受け支払いをして受取りました。支払いはQR決済が使えるようだったのでLINEペイで行いました。支払金額は550円。

 

しかし驚いたのは550円の支払いで貰った軟膏がすげー大量だったことです。一般的なドラッグストアで買えるようなかゆみ止め軟膏が7本入っています。ドラッグストアだったらこの軟膏1個で1,000円くらいするんじゃないか?って感じです。

 

どう考えても1日1本も使わないような気がするんですが、結構湿疹が出ている面積が広かったからかもしれません。しかし保険適用だからとはいえ、処方薬って随分支払額は安いなと感じました。これが1割負担だったらもっと安いってことですよね。

 

で、さっそく軟膏を患部にヌリヌリしました。結果、塗ってから20分くらいで痒みがほぼ治まりました。すげー!さすが処方薬!普段から薬をほとんど使用しない原始人並の生活をしている私には効き目が抜群です。

 

あとは例の薬局で貰ったQRコードですが、EPARKのアプリに「QR読み取り」とあったので読み取ってみたところ、かかった医院と薬局、薬の名前が全部取り込まれました。あーなるほど、こういう仕組みなのねとこの時初めて理解しました。あと、さらにその後調べて分かったのですが、初めて行く薬局ではおくすり手帳があるからと言って料金が変わるということは無いみたいですね。

 

もう一つ、医院の方でマイナ保険証をかざした機械がこの薬局にもあったのですがこちらでは何もしませんでした。もしかしてこっちでもかざしといた方が良かったのでしょうか?謎です。

 

しかし、今回久方ぶりに医者にかかったことでおくすり手帳やマイナ保険証に関する知識を若干ですがブラッシュアップすることが出来たのは収穫でした。あと、過疎地域でも病院や薬局には「こんなに人がいるんだなぁ」という現実を見ることが出来たのもある意味新鮮でした。

 

こりゃー人恋しくなった老人は病院めぐりが一種のイベントになるよな、なんて思ってしまいました。