おはようございます、こんにちは、こんばんは。
アーリーリタイア・セミリタイア志向の方なら誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。そうです。あの「野村総研のピラミッド」図のことです。
ランク付け大好き日本人の感性にマッチしているんでしょうか。私も恥ずかしながらこのピラミッド図、下衆な話ですが何度も何度も何度も目にしながら「ああ、早く準富裕層になりたい!」などと考えていたもんです。
「富裕層」・・・なんて甘美な響きでしょうか。いかにも「恵まれてるんだぜこいつら!」的オーラを言葉から発しているじゃないですか。富み、豊かな層ですよ。何に富んで何が豊かなのかは知らんけど。
で、ご存じのように金融資産5,000万円からは、単なる定義づけと言ってしまえばそれまでなんですけど、「準」とは付きますが富裕層の端くれになることが出来るわけで。
私も就職してから苦節約20年、ようやく昨年末にこのラインを突破しました。
で、Google先生で「準富裕層」と入力し検索してみると、2021年2月7日現在、このページが一番上に出てきますので読んでみました。
この記事の中に面白いことが書いてあります。以下引用しますと・・・
準富裕層に当たる人たちの職業で多いのは「インカムリッチ・プロフェッショナル」という高収入の専門職で、イメージとしては
・弁護士
・外資系企業の経営幹部等々
なんだそうな・・・
笑っちゃいますよね。俺なんか東北のド田舎に住んでる小売業のオッサンですけど?それがこんな人たちと肩並べてるんですって。
っつうか、弁護士とか公認会計士なんて若い時によほど努力が必要でしょ?そんな方々と何の知識も特技も資格もない小売マンが一緒のランクなんですよ?
いかにこういう記事がトンデモなのかがよくわかる事例です。はっきり言えば収入の多寡は資産形成には全く影響しないとは言わないけれども、そこまでは重要じゃないってことが言えるんではないでしょうかね。欲を制すれば小売マンでもこのクラスまでは行けますよ?
この記事では「資産5,000万への到達スピード」に関しては触れられていないので何とも言いようがないんですけど、何歳くらいをイメージしているんですかね?40歳くらいとか言うなら、「弁護士だろうが小売マンだろうが準富裕層にはなれます」ということを私が証明したことになるのですが(笑)
とこのような「いかにも」なネット記事に冷や水を一人で浴びせて悦に入る・・・なんてカネのかからない娯楽でしょうか。本当にいい時代になったもんです。