45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

auの一時利用停止より安上がりなpovo2.0を契約・・・したのですが

先月、私の姉が心の病を発症し都内から東北の実家へ引き揚げてきた話を書きました。一時入院するほど症状は重かったのですが現在は退院。実家で療養をしております。ただし、傍から見ていてもまだまだ普通とは言い難く、基本的には鬱病の人特有の感じ(無表情、基本はずーっと横になっている、自分からは言葉を発しない・・・等々)がハッキリと見て取れる状況です。

 

で、その姉はもともとスマホauを使っていたようで、入院中は携帯を持ち込むことは出来ない(精神科の入院は色々と規制があるらしい)もんですから、私が父に「使ってないのにもったいないから携帯止める手続きしてきたら?」と提案し、近所のauショップで一時停止手続きを行っていました。

 

その時父から聞いたのは、もともとの契約では毎月の支払いが1万円近くのプランだったらしいこと、一時停止手続きに3,000円くらい必要、停止期間中は料金はかからないという事でした。

 

それだけ聞いても「高ぇなぁ・・・」と思っていたのですが、上述の退院後に改め姉(父が付き添い)が回線の復活手続きをしに行ったところ、7,000円くらいのプランを提案され、しかもそれでサインしてきた、というのです。父は傍にいたようなのですが、よくわからないので口出しはしなかったとの事でした。

 

ぶっちゃけ回線復活しても自宅療養中全くスマホは使っていないようなので、先日私が仕事休みの日に実家に帰り姉と話をして「povo2.0」を勧めました。とりあえず全く使っていないのに7,000円も毎月払うことは無いでしょ、今収入が無いんだからお金がもったいないよ、ネットは家のwifiでお金はかからないよ、等とやんわりと刺激しないように諭しながら伝え、本人も一応ですが変更への同意をしてくれました。

 

しかしauショップでバカ高いプランを契約してしまうくらい判断力・理解力が鈍っている人がpovo2.0を自力で契約・設定できるとは思えません。契約変更を説得した日に私が姉に代わり、姉のauスマホからオンラインで契約手続きをしました。そこまでは良かったのですが・・・

 

私も現在、仕事の関係上実家から車で2時間くらいの場所に住んでいるため、ずーっと実家にいることが出来るわけでもありません。simが届くのは1週間後くらいだろうと判断し、実家の父に「1週間くらいの間に書留か何かでsimカードが届くと思うからその時は連絡くれ」と頼み、契約手続きをした日の夕方にアパートに戻りました。

 

そうしたところ、なんと手続き翌日の午前中に父から「simカードが届いた」とのLINEが入りました。マジかよ?早すぎじゃね?そんなにすぐは帰れないしどうしようか。

 

正直なところ料金的な事を考えれば、1日でも早く乗り換えるに越した事は無い(auの現契約料金が日割になるため)ので、その日の夜仕事が終わってから、私に代わり父が何とか乗り換えが出来ないか父にLINEのテレビ電話で説明・指導しながら設定を試みたのですが・・・

 

やはり後期高齢者の父(75歳)にpovo2.0の設定はハードルが高すぎたようです。まず「simの開通手続き」とか言うのをやらなければいけないようなのですが、テレビ電話で「そこを押して」とか「もう少し左側映して」などと悪戦苦闘しながら遠隔で操作を試みたものの、父の理解が追い付かないようで、この様子では結局APN設定で間違いなく進められなくなるだろうな、と私が判断し途中で断念しました。

 

私自身は今まで数々のMVNOを契約・設定・解約・乗換をしてきたのでpovo2.0の設定に関するまとめサイトなどを見る限り全く難しいなどとは思わなかったのですが、普通の人、ましてや高齢者には相当に敷居が高く感じられるんだろうな、というのを痛感した出来事でした。

 

また、私自身「何とか口頭で説明できるだろう」と考えたのですが全然見通しが甘かったですね。私自身が相当嚙み砕いて伝えているつもりなのですが、父はほとんど理解できなかったようでした。老眼が入っているのでスマホ画面の字を見るのも大変だったようです。

 

少なくとも私の父は普段からPCでネットサーフィンをしたり、スマホでLINEが出来たりしますし、母が亡くなってからもう20年近くも炊事家事は自分でやってましたから、年齢のわりには何事もそれなりにこなせる人ではあるのですが、さすがにスマホのsim設定までは無理な模様でした。

 

仕方がないので今月中の休みの日にもう一度実家に行って私がpovoの開通手続きをしてきたいと思います。単に個人的にpovoの使用感を確かめてみたいという好奇心もあるのですけどね。

 

ただ、私もいずれ歳を重ねれば父のようになるのだろう、という事を思わずにはいられませんでしたね。「70歳まで働いて定年後に好きなことをやろう」なんていう考えは絶対にやめといたほうが良いな、という事を父とのこんなやり取りから改めて感じたのでありました。まぁそんな気はさらさらないんですけど。