一般化できる話ではないかもしれませんが、私はこんな感じで掲題の件を把握してますよ、という事で書いてみます。
遠方に住む老いた親。私の場合70代の父親が一軒家に一人で暮らしています。街中からは離れており隠匿生活を送る場所としては最高のロケーションなのですが、いかんせん他者の目から隔絶された場所でもあります。
健康状態に問題が無い時は良いのですが、私の父も来年からは後期高齢者。現時点では問題なさそうに見えますが誰しも体は徐々に老いていきますし、いつ何どき不測の事態が発生しないとも限りません。
かといって四六時中付きっきりになるほどの状態でもなく、男親と息子の関係なんてそこまで「毎日電話する」とか「メールする」なんてしてたら鬱陶しくて仕方がないというのも偽らざる本音です。
幸い私の父は毎日PCでニュースをチェックしたりネットサーフィンしたりと、頭の方は全然しっかりしております。この点を踏まえて、簡易的にですが父の状況に異変が無いかを確認する方法を思いつきました。
それは「MVNOのパケット使用量から推察する」という方法です。何じゃそりゃ？という方にご説明します。
以前このブログで、私の父の住む実家のネット回線維持のために「mineoのパケット放題（データ通信のみ）」をルーターに入れて設置してきたという話を書きました。
このmineo回線に関しては父の代わりに私が契約し、支払いも私が行っています。月の支払いは税込1,155円（私の場合）ですのでさしたる経済的負担でもありません。
ご存じの方も多いかもしれませんが、mineoのパケット放題は現在、下り速度が1.5mbpsにグレードアップされました。これがまたとても便利で、私もたまに実家で試すのですが、正直なところニュース見たりYouTubeで480ｐ程度の画質動画をみるくらいなら全然実用的です。スマホでなくＰＣで見るときでも全く問題ありません。
七十路を過ぎた父にとっても通信速度としては必要十分とのことで、これが毎月千円弱で使える事に驚愕しているくらいですから、通信環境としては問題ないという事でしょう。
で、本題です。
mineoに限らずMVNO各社は、通信速度切替のためのスマホアプリを出しているかと思います。少なくとも私が知っている限りmineo・IIJmio・OCNモバイルoneはデザインこそ各社各様ですが概ね似たような機能はあるかと思います。
で、これらのアプリの中には「月間の通信使用量」を確認できる画面がありますが、それを活用するわけです。
私の場合、実家の回線速度切替や通信量把握を自身の持つスマホから制御・確認しています。
で、私の実家の場合ですが、このmineo回線データ通信は「PCを立ち上げたときしか使用しない」よう設定しています。という事は、このデータ使用量確認画面で日々、父がPCを使った時のデータ使用量が確認できるわけです。データ使用量が数MB以上になっていれば、父がPCを使って何かニュース見たり調べものしたりしているんだろう、ということが想像できます。
普通に考えてPCを使用できるくらいであれば体調に問題は無いであろうという事ですし、熱中症心臓発作その他でぶっ倒れている、という事もないでしょう。
あくまで簡易的であり、何のことは無い確認方法ですがこれは結構便利です。私の父の場合、概ね1日当たり100～500MB程度の通信量で、たまーに数MBの日がありますがそういう時は友人等とどこかに泊まりに行ったりしているようです。今使わせているPCに問題が無いかどうかも重ねてチェックできますし。
光回線では逆にこのような確認・制御はできませんから、本来の使い方ではないのですが私にとって結構この方法は利便性が高いです。
アレンジ方法としては、親にMVNO回線のスマホを持たせて、その回線の使用量確認・制御アプリは自分のスマホにインストールしチェックする、といったことも出来ますね（これはキャリア回線でも出来るかもしれませんが調べてないので確証はありません）。
遠隔でWEBカメラ置くという手もあるんでしょうが、親とはいえそこまでのプライバシー筒抜けってのもどうかと思いますし、そもそもこっちもその映像を一日中見るわけでもありません。飼い猫・飼い犬じゃあるまいし。これくらいの距離間の方がお互い丁度いいでしょう。
ってなわけで、MVNOサマサマです。毎月の費用負担も軽いし、貴重な無制限通信回線が確保できて、なおかつ老親の健康状態簡易チェックも出来る…。オプテージさん、いい仕事してますねぇ（2回目）。
