45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

太陽熱温水器、自作に向けて

 

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

普段の生活でわりと忘れがちなのですが、私の場合いわゆる毎月の「半固定費」の中で多くの支出を占めているのが「エネルギー」に関するものではないかと考えています。

 

よく言われる「ライフライン」に関して、パッと思いつくのは電気・ガス・水道です。

 

で、この中において、水道はともかくですが、電気とガスはその割合の多くを「熱変換」に使用しているような気がします。特にガスはほぼ100%といってもいいでしょう。

 

私の場合東北住まいですので、一般的には「寒冷地」扱いになる場所が多いかと思います。東北全部がそうだというわけではないのですが、私のリタイア後の住まいと想定している実家のある地は以前写真でもご紹介した通り、まあ完全に寒冷地でしょう。

 

 

ですので、特に「エネルギー」に関する部分は、快適な生活を送る上で欠かせない点と言えるかと思います。

 

ところで、私自身の生活を顧みるに、結構多くのシーンで「お湯」を必要とすることが多いと思っています。調理はもちろんですが、食器洗い・風呂・お茶などなど。時には「凍結溶かしのため」にも使用したりしています。

 

このお湯を今現在どうやって調達しているかと考えると、ほとんどの場合が「T-Fal電気ケトル」を使用するか、「プロパンガス給湯器」を通して湯を作っているという形になります。

 

しかし、今日の午前中、外気温は一桁前半くらいですが当地は快晴で、出勤前に窓際で石油暖房もつけずに日向ぼっこをしていた時に思いました。「この太陽熱を温水に変換できれば光熱費削減になるのでは?」と。

 

早速Google先生で調べてみます「太陽熱 温水器」

 

すると、出るわ出るわ・・・今までこんなことは何にも考えずに生きてきたのですが、やはり先人にはすでにこれを考えて実用化している人がいるんですねぇ。っていうかよく古い家の上に乗っていたあの「バカでかい装置」がまさにそれだったのかと今更ながらに知りました。いやー、無知って怖いですねぇ。私はあれを「太陽光発電パネル」だと思っていたんですが、給湯システムだったんですね。

 

私がホムセンに勤めていた時によく取引のあった「ノーリツ」「長府」「コロナ」などでもこれらの製品はだいぶ昔から作っていたみたいです。私はホムセン勤務の一時期、住設部門の担当だったのですが、その時でさえ一件も引き合いが無かったので全く知らなかったです。

 

ちょいと調べてみると、1970~80年代には大きく普及した経緯があるものの、結局「給湯」にしか利用できないということで段々と廃れていったみたいですね。で、今では汎用性のある「太陽光発電」に軸足が移っていると。

 

なるほどなるほど・・・。確かに電気の方が汎用性はあるわな。しかし現時点では太陽光を電気エネルギーに変換する効率はそこまで高くないけれど、「熱変換」する効率はそれなりに高いんだとか。

 

しかし世の中には猛者がいるようで、この「太陽熱温水器」を塩ビ管やエルボ・ソケットなどを繋ぎ合わせて黒塗料で全塗し、吸熱効果を高めて自作している人もいるんだとか。

 

面白いことを考えますねぇ・・・。確かに、屋根の上とか無駄に空いている敷地があるんだったらこれを敷設してお湯を作るってことはできなくもなさそうです。

 

とあるブログ主さんの記事では、よくある18Lとか20Lのポリタンクを黒のスプレー塗料で全塗し、そのポリタンクを満水にしたうえでベランダに放置、温まったポリタンクに簡易シャワーヘッドを取り付けてガス代を節約しているという、大変興味深いことをされていました。

 

こういうのを見てしまうと「その手があったか!」などと今更のように目からウロコと言いますか、なるほどなぁと思わずにはいられません。ポリタンクと黒のスプレーだったら材料代としては1,000円もかからないし、簡易シャワーヘッド入れても3,000円くらいですかね?

 

ぶっちゃけ「水缶コック」をポリタンクに取り付けて、太陽熱で温めたポリ管を上の方に設置することが出来るようにし、重力で下に向かって噴出するようにすれば「重力シャワー」が出来上がるのではないかと。20L×2個くらいあれば、1回分のシャワーとしては充分な水量なのではないかな。

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2分で作ったクッソ適当な設計図ですが、これを改良していけば少なくとも春~秋くらいだったら実用できるんじゃないかな・・・などと妄想した出勤前のひとときでした。もう少しブラッシュアップは必要でしょうが、このテーマについてはさらに研究と情報収集を続けていきたいと思います。