45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

私は最低の人間です

 

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

「彼女たちの時代」というドラマをご存じでしょうか?今から20年以上前にフジテレビで放映していた深津絵里が主演のドラマです。他には椎名桔平水野美紀中山忍などが出演していました。OLの特別感もない日常を淡々と描くといいますか、ありそうで無さそうな、でもありそうな話が全12話で描かれます。

 

私は、リアルタイム放送の時は全く見ていなかったのですが、当時私が好きだったバイト先の女子がこのドラマを絶賛しており、そんなに面白いんならと半年後くらいに再放送をしていたタイミングで見て私自身もハマってしまいました。ストーリー的に賛否両論あるかもしれないですし、当時も今も大してメジャーな扱いではなかったと思いますが、今でも個人的に好きなドラマ五本の指に入ります。

 

 

主題歌がNiNaの「Happy Tomorrow」で挿入歌がバックストリートボーイズの「I Want it That Way」という、視聴率のわりにはメチャメチャ豪華すぎる楽曲採用がアダとなって未だにDVD化が実現していないという・・・。フジテレビオンデマンドで近年ようやく見られるようになったようです。

 

詳細はここでは書きませんけど、このドラマ内で印象的なものの一つに椎名桔平扮する役どころの佐伯啓介が「私は最低の人間です・・・」と放心状態で川に向かってブツブツ一人で喋っているシーンがあります。

 

確か「自己改革セミナー」的なものに無理やり参加させられた後に自分の無力さに打ちひしがれ放心状態になって呟いた、って感じだったような。

 

このセリフ、妙に私の記憶に残っているんですよねぇ。インパクト強すぎて。

 

で、ここまでは前フリです・・・( ^ω^)・・・本題はここから。

 

今日、私が勤める某小売業の某店でとある出来事がありました。21時過ぎの事なんですが、レジの担当者から夜の責任者である私に一本の電話が入ります。

 

「お客さんから店の外にある自販機に千円札を入れたんだけど、自販機が反応せずお金も戻ってこないって言われてるんですけど」

 

はぁー・・・また詐欺かよ・・・。夜の責任者である私のところには普段ありとあらゆる問い合わせが来るのですが、その中には返品詐欺や自販機詐欺などの手口ではないか?と思われるようなものが多々含まれます。

 

で、たまーに「店に設置している自販機にお金を入れたけど商品も買えずお金も戻らない」と云う事を店員に言って、とりあえずさっさと返金しろ的な高圧的態度をとって詐取する輩がいるんですよ、本当に。特に夜遅い時間の場合は確率がグンと上がります、経験上。

 

で、こういう時どうするのか、ということなんですけれど、とりあえず私の勤め先の場合は自販機を管理している会社は全くの別会社なので、お客さんの住所氏名電話番号を聞いて後日対応という感じにするんですね。で、大抵詐取しようとする輩の場合はこの住所氏名電話番号を訪ねると激高するか「もういい!」といって帰るのである意味試金石的な質問となるわけです。

 

そんな訳でして即「詐欺だろう」と直感した私は、その電話をかけてきた従業員に「詐欺だと思うので気を付けて。対応としては今すぐの返金はできないから住所名前電話番号聞いての後日対応になるって伝えてみてくれない?」と伝え電話を切ります。

 

で、10分後くらいにその電話をかけてきた従業員のところに行って話を聞きます。

 

私「どんな感じの人だった?」

従「中学生くらいの女の子でしたよ。塾の帰りに母親と立ち寄って、母親が買い物してる間に自販機で飲み物買おうとして千円札入れたら反応せずお金も出てこなかったらしいです。住所名前電話番号聞いといたのであと対応お願いします」→メモ渡される

 

・・・私は最低の人間です・・・

 

最初っから詐欺だと決めつけて対応を指示してしまった・・・小遣いも少ないであろう女子中学生の貴重な千円を、後日返金対応するであろうとはいえ無下な扱いをしてしまいました・・・懺悔です・・・。

 

女子中学生よ・・・スマン・・・。

 

いくら身の入らない仕事とはいえ、やはりきちんと話は聞くべきでした。2021年に入って一発目の仕事上のやらかしとなりました。

 

というわけでこの件に絡んで思い出してしまった「彼女たちの時代」、90年代ドラマが好きな方にはおすすめです。このドラマの椎名桔平の演技は必見です。あと、全く個人的な話ですが私はこのドラマに出演している女優さんでは中山忍が今でも一番好きだなぁ。最近見ても、いい歳の取り方をしてるなぁと思います。