おはようございます、こんにちは、こんばんは。
もともと現時点でも東北住まいな私ですが、先日、小売業の宿命でもある早い冬休み（遅い夏休み）を利用し、岩手県花巻市にある大沢温泉へとトリップしました。
で、せっかくの休みなので一泊してただ家に帰るのもつまらんなぁということで、その日の朝の思い付きで秋田側に足を延ばしてきました。ルートは
こんな感じです。隣県へ行くのに高速を使うのももったいないのでオール下道ルートです。一般的には「大沢温泉→国道4号（もしくは県道37号線）南下→北上市から国道107号→錦秋湖沿いを見学→横手」というルートが鉄板だと思いますが、私はこの山の中を通るルートを走ったことがなかったのでナビの制止を無視して上記の「スーパー山の中ルート」を通りました。
この道中に関しては写真も何もありませんが、あんまり良い道ではなかったです。紅葉は滅茶苦茶見ごたえありましたが、普通に熊とか出てもおかしくないような山の中、一部区間は軽自動車でもすれ違い不可レベルの狭道、一部区間がけ崩れのため通行不可っぽいようなところもありました。
というか上記のルートでは通行禁止マークが入っていますが、この通った日に実は崖崩れがあったようで、本来は一般車通行禁止にするところを私がタイミング悪くその臨時標識を出す前に入ってしまったため、県の道路管理する人の乗る車に追いついてしまい、事情を説明して本来ダメなところを通してもらうというハプニングもありました。
で、山の中を突っ切った後は岩手県内でも冬は超豪雪地帯の旧沢内村→西和賀町を通り、国道107号に入り県境を越え秋田県横手市へと入ったわけです。
まぁ特に語るべき要素もないのですが、岩手県の旧沢内村から横手市の間は、オール片側一車線ではありますが道路もきれいなもんで、別段酷道的エッセンスもないので割愛します。
横手市も東北では豪雪地帯として知られますが、私自身は今まで横手は「通ったことはあるけれど街中をあんまり回ったことはない」ので、なんか見どころはあるだろうか？と街中を車を走らせていると「横手城」の看板がやたらと目につきました。東北住みのくせにわざわざ松本城や姫路城・熊本城へ車で足を運ぶくらい、城を見るのが好きな私ですが、東北域内の城はあまり食指が動かず、横手城も見たことがなかったのでじゃあ行ってみるかと本当に思い付きで足を延ばしてまいりました。
で、ナビ通りに車を走らせたのですが、途中妙に狭い道路を抜けて、横手城公園に隣接する駐車場に車を停めます。駐車場代はかかりません。行ったのがちょうど昼の12時ころでしたのでサボリーマンっぽい営業の車などが数台停まっておりました。なお、駐車場自体は何か所かに分かれていたと思いますが、100台位は停められるんじゃないでしょうか。
お城自体はそんなにデカいもんではないです。全然下調べも何もしないで行ったのでやや拍子抜け（失礼）しましたが、まぁこんなもんでしょう。復元したもののようですから別段歴史的価値云々という性質のものでもないようです。なお、中は資料館のようになっているのか入場料100円で入れるようでしたが、この時はこのお城のある周囲に人っ子一人居なかったのでそんなに見る価値のあるものでもなさそうだと判断し、中には入りませんでした。
私が行ったときは生憎天気が曇りだったのですが、晴れていれば鳥海山が眺められるようです。ただ、展望台としてはもう少し視界を遮る手前側の木の剪定はしてほしいかなぁと感じました。初見者の偽らざる本音です。
山の斜面にニラを植えたから韮城と呼ばれるとか。へぇー。全然知らんかったですね。シーズンになったら摘みにくればタダで取れるのかな？
この案内板を見た後、城の近くに池（沼？）があるのを知り、そちらへ向かいます。
上の案内がはがれた「クマ出没注意」の看板を横目に進みます。
池の周りでは結構釣り人を見かけました。年齢層は30～70代って感じ？まぁいたって平和な光景でした。市民の憩いの場的な感じでしょうかね。年配のご婦人グループが色付いたモミジなど見ながら談笑しておりました。
まぁ、本当に思い付きで行ったので「ああこんなもんか」的な感じでしたが、近くに住んでいたら休みの日などにボーっとするには良い場所かな、と感じました。観光で行くほどの価値があるか、といわれると微妙ですが、雪が降る時期にはまた違った光景が見られるかもしれませんので、どちらかというと冬の方が良さげなのかな、と思いました。機会があったら、雪が降った後に来てみたいものです。
