45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

スメルテロな臭いおっさんを出禁に出来た話

 

おつかれさまです。

 

私は某小売業に勤めており、そこでは店長ではありませんが昼間~夜間の責任者的なポジションで勤めているという事を以前のエントリーで書きました。その際、エンドユーザーは「一般の人」ですから、様々なトラブルや意味不明な苦情も多いという事も記しました。なお、私の勤務先はイオンとかヨーカドーとか西友とかゆめタウンとか、そんな感じのところ、と捉えていただければと思います。

 

 

本日の内容は1月24日に起こったホヤホヤの出来事を備忘も兼ねて書き留めておこうと思います。

 

この日、職場の事務所で書類を作成しておりましたところ、「熱煙感知システム」が作動し警報音が鳴りました。このシステムは、店の中で火災などにより熱や煙を感知するとまず事務所で警報が鳴り、確認し復旧しないと消防署へ通報が行く、という仕組みになっております。

 

で、まずは初期対応として、設備関係をメインに見ている従業員が装置を確認したところ、発報箇所が「客用男子トイレの大個室」のところを示しているという事でまずはその従業員がトイレに急行しました。

 

そうしたところ、その従業員から「トイレがタバコ臭い。おそらく大トイレの個室内でタバコを吸ったやつがいたので警報が鳴ったと思われる。現場の個室にはまだその吸った奴が入っている」という報告を受け、出てきたところを説教くらわそうと思い私も現場へ急行しました。

 

だいたいこの手の事をしでかすのは未成年であることが殆どで、世間知らずの未成年はトイレに発報装置などあることを知らずに隠れたつもりで吸って、従業員がすっ飛んできて説教される、というケースが多くあり、私自身も「またか、、、」という思いで未成年への説教モードで現場へ到着し、出てくるのを待ちました。

 

しかし、到着したところ、タバコの臭いはするものの個室から煙が見えるというわけではなかったので、しばらくトイレ個室の前で待機していたところ、5分後くらいに個室からタバコの煙が出ているのが見えましたので、外から思いっきりノックして「何やってんだ!煙出てんだろ!出てこい!」と言ったところ、中からおっさんのか細い声で「あぁぁ~、すいませんすぃません、、、」といった返答がありましたので「早く出てこい!」と言ったところ中から小汚い格好のおっさんが出てきました。

 

一見しての印象は年の頃は60歳前後、身長155㎝くらいで少しマシな「ホームレス」といった感じのおっさんです。で、風呂に入ってない人特有のあの「すえた臭い」っていうんですか、あのニオイが私の鼻を突きました。

 

私も本音はこんなおっさんの相手などしたくないのですが、また同じことをやられても面倒事が増えて私が困るのでとりあえずそのまま建物の外の人目につかないところにおっさんを連れて行きました(本来は万引き犯などを説教するための通称「監禁部屋」に連行するのですが、あまりにこのおっさんが臭いので部屋に入れることをためらった)

 

ここからは私とおっさんのやり取り(ここではおっさん=「爺」とします)

私:「なんでトイレでタバコなんか吸ってんだ」

爺:「吸ってませんよ!」

私:「じゃああの煙何だったんだよ」

爺:「すみません、、、」

私:「吸ったんだろ?正直に言えよ」

爺:「吸ってません!」

私:「あのさぁ、嘘ついたって終わんねーよ?吸ったんだろ?」

爺:「はい、、、」

私:「なんでトイレなんかでタバコ吸うんだ」

爺:「眠くなっちゃったんです、、、眠気覚ましに、、、」

私:「はぁ?意味わかんねーだろ。寝りゃいいだろ」

爺:「眠気覚ましで、、、」

私:「だから答えになってねーだろ!家で寝りゃいいじゃねーか!家族におん出されたっつーのかよ」

爺:「一人者です」

私:「だったら余計意味わかんねーだろ!家あんだろ?」

爺:「あります、、、すみません、、、」

私:「ところで吸い殻どうしたんだ!」

爺:「吸い殻はありません!」

私:「トイレに流しただろ!」

爺:「流してません!」

私:「トイレに流すと壊れるんだよ!修理代払ってもらう事になんぞ!払えんのか!」

爺:「流してません、、、」

私:「じゃあ吸い殻出せや」

爺:「、、、、、、」

私:「流したんだろ?」

爺:「はい、、、」

 

とまぁ、こんな感じのやり取りでおっさんから

・タバコをトイレの個室内で吸った事

・タバコの吸い殻をトイレに流したこと

以上を自供させ、名前・住所を確認したのですが、話のやり取りで(上に書いたのは一部分で、かなり端折って書いてます)反省の色がなさそうだったことと、かなり小汚く臭いもキツイ人だったので、また入店されると他の客から苦情が来ることは容易に想像できたため、器物損壊未遂と迷惑行為を盾にこのおっさんに「出禁措置宣言」を行いました(おっさんの姿はこの後防犯カメラ映像にて従業員間で共有)。

 

で、実はこのおっさんについては1週間ほど前にとある売場部門の部門長から「3~4ヶ月ほど前から1週間に1回くらい来る人でニオイがすごい人がいて、他の客から苦情が来ているのだが出禁に出来ないだろうか」と店長と私に相談があった人物で、その時はその部門長に「人権問題になるからニオイがキツイというだけでは出禁措置は無理だなー、、、」などと話していた人物だったという事が後から判明したのでした。このおっさんはテナント入居している書店の中にある長椅子で激臭を振りまきながら寝っ転がっていたりしていたこともあったようで、書店の店長も再三注意しても改善されず困っていたという事でした。

 

今回はこのスメルテロなおっさんが「トイレで喫煙行為をする」という自爆行為を行ってくれたおかげで体良く出禁措置をとることが出来ましたが、従業員に聞く限りでは男女の別なく、しかも年齢も中年~高齢まで幅広く「スメルテロリスト」はいるらしいんですよね。

 

スメルテロの臭いの種類も豊富で、まぁまだ許せるのは「香水」「柔軟剤」などですが、そのほかヤバい奴は「アンモニア」「垢」「生ゴミ」「汗+香水」「するめ」等の激臭を振りまいていく奴もいるらしいです。彼ら彼女らにはその自覚がないだけに、非常に厄介な問題です。

 

 

いずれにしましても、こんなくだらないおっさん他スメルテロリストの相手で貴重な体力気力時間を消耗させられるのは本当にもう遠慮願いたいと切に思っている私は、45歳でのアーリーリタイアを確実に実行に移すべく、微々たる金額ながら本日振り込まれた給料についても逃走資金として着実に積み重ねていく所存であります。

 

それでは、また。