45歳で雇われ脱却しました

2024年、45歳で雇われの身より足を洗いました

アーリーリタイア後の移動手段について検討する

 

おつかれさまです。

 

 

私は就職してからは、何度かの転勤はあったものの一貫して地方に住んでおります。地方では公共交通機関が大変不便なため、自動車など何らかの移動手段を確保しないと生活に支障を来す可能性が高く、必ず考えなければならない問題であると言えます。

 

また、以前のエントリーでも書きましたが私はアーリーリタイアを実行したら実家に帰るつもりでおり、実家はハッキリ言って周囲にまあ何もない場所ですから、買い物・病院等の事を考えても目的地までは最低数キロ、往復で10キロを超えるレベルになるため、自転車という選択肢は現実的ではありません。

 

となると必然的に自動車・バイクの所持が必須となってしまいます。

 

自動車は現在でも保有はしておりますが、現在所持しているのは5ナンバー小型車で排気量1,800ccクラスですので、年間の自動車税が39,500円と、単なる足としてはやや割高感を感じるものとなっております。燃費も概ね16~18㎞/ℓと、昨今の燃費基準から言って悪くも無いでしょうが良いとも言い難い水準です。

 

で、私がアーリーリタイア後にやりたいことの一つとして、「日本国内中を下道で車中泊(またはテント泊)を織り交ぜて行脚する」というのがあります。

 

というわけで、極力維持費は安く、この国内行脚を実行するために過不足のない性能を兼ね備える車というのを考えているのですが、私の中で、現時点の候補としていくつか考えているものがあります。

 

候補① トヨタ プロボックス/サクシードバン

俗にいう「営業スペシャル」のプロサクは、私の中では筆頭候補に挙げられる車です。これを自家用として買うのは頭がおかしいのではないかという声も聞こえてきそうですが、なぜこれが一番に挙がるのかを説明します。

 

実は私は現在の車に乗り換える前、05年モデルの「プロボックスワゴン(黒)」1,500cc5速MTガソリン車(FF)に乗っておりました。これは以前、2003年に若気の至りにより新車でとある車を280万円で購入(下のエントリー参照)し、その後事故により廃車となった際、保険金にて一括購入したものです。

 

私は当時、事故により車に対する考え方が一気にガラっと変わり、「車で見栄をはるのはもうやめよう」と思った矢先プロボックスに出会いました。当時たまたまトヨタカローラ系ディーラーに行き、「とにかく経済的な車を」という事で紹介されたのがこれで、後部座席がほぼフラットになるのが決め手で購入に踏み切ったのですが所有してみてその言葉に偽りはありませんでした

 

とにかく「本体価格安い」「頑丈」「部品安い」「タイヤ安い」「燃費良い」「税金そこそこ安い」「前のシートがハイレベル」といった全く手がかからない奴で、パワハラにより最初に就職したところを辞め~生命保険営業で苦悩し~現在の会社である程度落ち着いた生活を取り戻すまでの約7年間、このプロボックスにより私は息を吹き返したといっても過言ではないくらいの立役者でもあったのです。

 

私はプロボックスを所有しているときに、本州・九州下道の旅を敢行しており、様々なところで車中泊も実行したためこの車の使い勝手の良さは熟知しているつもりです。後ろの座席を倒すとほぼフラットな約1畳+αのスペースが出来、三つ折りマットレスに掛布団・枕を使うと余裕で足を伸ばして寝ることのできるスペースが出現するというのはポイント高いです(身長180㎝以下限定ですが)。ちなみにコイツに乗っていた時、私は最長で連続無給油航続距離1,050㎞を記録しました(燃料タンクは50L レギュラーガソリン車)。

 

いまはフルモデルチェンジしCVT一択になってしまったのがやや悔やまれますが、こいつは機動力・加速力・積載力・使い勝手・維持費のすべてにおいて隠れたポテンシャルを秘めた実力車だと考えております。ボディカラーも「黒」を選べば普通のステーションワゴンにしか見えません。今では「ポータブル電源」なるものも多数販売している世の中になりましたから、それを調達すれば車中泊難易度は当時と比較してもかなり下がっており、やや歳を重ねた今でも十分に楽しめるのではないかと思います。私の感覚では4ナンバーで毎年車検という点だけがデメリットですね。

 

候補② スズキ アルトバン

これはもう言うまでもなく「維持費激安」「車両費激安」「燃費激安」の激安3拍子を最強レベルで備えた車です。しかも今どき5MTが設定してあったり、「くるくるウインドウ(手回しでガラス上げ下げするやつ)」が選べるというある意味希少車でもあります。コイツにすると年間の自動車税が5,000円(2019年現在)という恐ろしいまでに費用が抑えられるというおまけつき、なおかつプロボックスバンにないメリットとして、車検は2年に1度で良いというのも見逃せないポイントです。エンジンは49馬力NAと非力に思えますが、車重が軽いため過不足なく機動力を発揮できるという乗り手のポテンシャルで激変する可能性を秘めており、秘かに注目している車です。ただ車中泊はほぼ不可能に近い事と、コストカッターの賜物により安全装置がやや犠牲となっている点ではプロサクに劣ります。

 

候補③ ダイハツ ミラバン L275V(中古のみ)

これは現在では「ミライース」に統合されてしまっており、現行車ではありません。この車の特徴は上にあげたアルトバンと同様に激安3拍子に加え、アルトバンよりもさらにパワーが上の、確か58馬力NAエンジンを搭載し、実はサーキットベース車両としても使用されているという隠れたスポーツカーでもあります。しかしながらアルトバン同様4ナンバー軽のため自動車税は5,000円/年という激安ぶり、燃費は最低でも20㎞/ℓは行くという事から中古でも程度の良いものがあったら選択肢に加えることは間違いないでしょう。

 

候補④ ホンダ N-VAN

数ある4ナンバー軽ボックスバンの中でもおそらく最後発のこのN-VANですが、後ろに加え助手席までフラットにできるという、車中泊及び遊び車として維持費と利便性で天秤にかけると大きなアドバンテージがあるかと思われます。スズキのエブリイバンやダイハツハイゼットカーゴもカテゴリとしては同じ分類に入りますが、N-VANはさすがに最後発だけあって、市場の「車中泊ニーズ」を的確に捉えてホンダが出してきたと思われるほどに完成度が高いと感じています。欠点としては、新型だけあって「車両価格が高すぎる」事ですね。

 

以上が4輪の足候補となりますが、今のところ私の構想としてはアーリーリタイア後に名ばかり法人を立ち上げようかと考えている面もありますので、そういった意味でも営業スペシャルのプロサクは相性が良いと思われるため、筆頭候補の主軸として考えようと思っています。

 

 

また、春~秋ぐらいの時期の足として、燃費の良い2輪も個人的趣味及び近場の移動の足として所有しようかと考えております。その際に譲れない条件は

・125ccであること(田舎では50ccはスピード遅すぎて危険)

・速度が80㎞/hくらいまでは出ること

・燃費は最低40㎞/ℓ以上

以上の条件で考えたときに、いいのはないかと考えていたのですが、実は「日本メーカー資本のアジアンバイク」というカテゴリが結構良いのではないかと考えています。以下に備忘を兼ねて記しますと

 

候補 ホンダ CG125

これは国内ホンダ製造ではありませんが、中国や南米で製造されている世界戦略モデルを輸入したもので、125cc5速で最高速度100km/h程度までは何とか出るらしく、燃費は50km/ℓ超、しかも新車価格が10万円台前半(2年くらい前は10万円以下)という恐ろしく経済的なバイクです。不整地な環境やオイルなど継ぎ足しで使うことを想定しているため相当頑丈らしく、現地の人が自分でメンテできるようにとの配慮から非常に整備性は高いらしいというのも魅力です。問題は今どきキャブ式で日本国内の気象条件では管理が面倒、若干始動性悪い、あとはアジアンバイクのため取扱店が少ない、タマに当り外れがあるらしいという事ぐらいでしょうか。

 

自動車は金食い虫ではあるものの、移動の自由を制限すればアーリーリタイアのメリットも私にとっては吹き飛ぶも同然と言えますので、自動車については最低限の支出で最大限のメリットを生み出せるよう、車両選びには慎重に慎重を期してあと数年検討を重ねていきたいと思います。

 

それでは、また。